東芝ホームアプライアンスは7月29日、サイクロン式クリーナー「TORNEO(トルネオ) V」シリーズの「VC-SG513」「VC-SG413」と、新シリーズ「TORNEO V compact」の「VC-S43」「VC-S33」「VC-S23」を発表した。VC-SG513とVC-SG413は9月1日発売で、他は10月1日発売。価格はオープンで、推定市場価格は、VC-SG513が83,000円前後、VC-SG413が73,000円前後、VC-S43が75,000円前後、VC-S33が65,000円前後、VC-S23が55,000円前後となっている。

「TORNEO V」。左が「VC-SG513」で、右が「V-SG413」

国内メーカーが発売しているサイクロン式クリーナーの多くは、サイクロン機構によってゴミと空気を分離したあと、集塵フィルターを通すことで細かなハウスダストを分離している。そのため、吸引力を持続させるためには、集塵フィルターの定期的なクリーニングが欠かせない。

東芝ホームアプライアンスが2012年9月に発売した「VC-SG512」「VC-SG412」「VC-SG312」は、集塵フィルターを持たないサイクロン式クリーナーとして大ヒットした製品。12気筒の遠心分離サイクロンとダストカップを一体化した「バーティカルトルネードシステム」によって、99.9%以上のゴミを分離し、また、吸引力も99%以上持続する。

VC-SG513とVC-SG413は、VC-SG512とVC-SG412の後継機種。従来は、ダストカップの水洗いは可能だったが、遠心分離サイクロン機構の部分は洗うことができなかった。VC-SG513とVC-SG413では、この部分の水洗いも可能となっている。

「TORNEO V compact」シリーズのVC-S43とVC-S33、VC-S23は、10気筒のバーティカルトルネードシステムを採用するコンパクトモデル。VC-SG512に比べて400g軽量で、デザインも一新されている。なお、VC-S43とVC-S33、VC-S23は、遠心分離サイクロン機構の洗浄には対応していない。

「TORNEO V compact」シリーズ。「VC-S43」はグランホワイト、グランレッド、ターコイズブルーの3色(写真左がグランレッド、右がターコイズブルー)。「VC-S33」はメタリックピンクのみ、「VC-S23」はシルバー/シャインピンクの2色が用意される

ヘッドは、軽量コンパクトな自走式のイオンカーボンヘッドを採用(VC-S23のみ軽量コンパクトパワーヘッド)。強力なモーターにより、力を入れなくても軽快に操作することが可能だ。

VC-SG513とVC-S43には、標準のヘッドのほかに、伸縮ロングノズル、付属品用ホース、ロングブラシ、布団用ブラシ、洋服布用ブラシ、応用付属品、収納バッグ、すき間ノズル、お手入れブラシが付属。床だけでなく、家の中のさまざまな場所のクリーニングに使用できる。VC-SG413・VC-S33・VC-S23は標準のヘッドと隙間ノズル、お手入れブラシのみ、付属する。

本体サイズは、VC-SG513とVC-SG413がW220×D322×H267mmで、VC-S43とVC-S33、VC-S23はW224×D312×H274mm。本体の質量は、VC-SG513とVC-SG413が3.3kgで、VC-S43とVC-S33、VC-S23は2.9kgだ。

運転音は、VC-SG513とVC-SG413が64dBで、VC-S43とVC-S33、VC-S23は65dB。吸い込み仕事率は、それぞれ200W/180Wとなっている。