iOSアプリは、アプリ専用の領域内に一時(テンポラリ)ファイルを作成する。インターネットからダウンロードしたデータを手元のディスクに保存(キャッシュ)し動作の高速化を図るにしても、そのデータは他のアプリから参照できない隔離された領域に置かれる。

このしくみはアプリの安全を保つために合理的だが、一方では長期保存不要なテンポラリファイルの増加を招く。iOSには、Safariなど一部のアプリを除けばテンポラリファイルを削除する機能がなく、結構な量になってしまうのだ。たとえば、TwitterやFacebookのアプリは、ひんぱんにデータをダウンロードするため、数週間も使えば百メガバイトを超えるまでにキャッシュは増加する。

キャッシュ削除機能を持たないアプリでキャッシュを削除するオーソドックスな方法は、そのアプリを削除すること。そうすれば、専用領域ごとアプリが削除されるので、キャッシュを完全に消し去ることができる。その後アプリを再インストールすれば、作業は完了だ。TwitterやFacebookは、閲覧するデータそのものはクラウド上にあるため、アドレス帳が消えてしまうなどの弊害はない。

それでもアプリの削除/再インストールに抵抗がある場合は、PC用ソフト「PhoneClean」を使う手がある。MacとWindowsに対応、起動後にiPhone/iPadをケーブルで接続すれば準備完了だ。あとはスキャンを実行すれば、削除対象のキャッシュが自動検出される。ただし、ゲームアプリの特典(特別ステージなど)やSNSのログまでキャッシュ扱いされることもあるほか、TwitterやFacebookのようにデータ本体がクラウド上にあるアプリに限り利用することをお勧めする。

操作手順をカンタン解説

1PhoneClean」をインストールする。Mac版とWindows版の2種類あり、無料で利用できる(画面はMac版)

2 PhoneCleanを起動し、iPhone/iPadをケーブルでパソコンに接続する

3 「スキャン開始」ボタンをクリックする

4 しばらく待つとスキャンが完了し、キャッシュなどの削除可能なファイルが検出される

5 その後、実際の削除対象を絞り込む。TwitterやFacebookなど、データ本体がクラウド上にあり再ダウンロード可能なアプリを選ぶと安全だ

(提供:iPad iPhone Wire)