台湾Digitimesが4月9日(現地時間)、Appleが7~8月にも第5世代iPadの製造を開始すると報じている。この場合に実際に製品が市場に出てくるのは9月後半~10月ごろとなり、現行の第4世代iPad登場からほぼ1年後ということで、スケジュール的に順当だと考えられる。

以前にWall Street Journalが、次期iPhoneの製造開始が今年第2四半期(4~6月期)になると報じていた。このスケジュールの場合、次期iPhoneの発売は7月前後の時期になる可能性が高く、ほぼiPhone 4以前の製品のリリースサイクルに近付いた状態だ。一方で2012年にiPadは春と秋の時期に2回製品のリフレッシュが行われており、「毎年春」というリリースサイクルからはずれている。もしDigitimesのいうスケジュールで製品製造が行われた場合、第4世代iPadからちょうど1年後の新サイクルがスタートした形となる。

Digitimesは複数のサプライチェーン筋からの情報だとしており、第5世代iPadではちょうどiPad miniライクなスリムなベゼルデザインを採用し、従来よりも薄型軽量が実現されると説明している。液晶サプライヤはLG Displayとシャープの2社が見込まれるという。なお、同媒体ではiPad miniがこのタイミングで更新されるかについては言及していない。