薄型軽量のUltrabookは今やノートPCの一大勢力だ。しかし、軽量化のためにディスプレイ狭く、USBなど端子の数が少ない、そんなネガティブな側面をイメージとして抱いている人も多いだろう。だが、今回紹介するソニー「VAIO Tシリーズ15 SVT15119CJS」(以下、T15)は、Ultrabookを名乗りつつも、15.5型フルHDのタッチパネル対応液晶にHDD+SSDのハイブリッドストレージという使いやすさを重視した製品だ。

VAIO Tシリーズは2012年から存在するUltrabookのラインだが、昨冬モデルでは13.3型液晶搭載モデルが最大サイズだった。今春モデルから重量級Ultrabookが追加された訳だ。Blu-ray Discドライブも搭載して重さ2.35kg、メインマシン用途を意識したノートPCをUltrabookと呼んでいいのかという議論はひとまず置いて、早速各部をチェックしてみたい。

VAIO Tシリーズ15 SVT15119CJS

■主な仕様 [CPU] Intel Core i7-3537U(2GHz) [メモリ] PC3L-12800 8GB(4GB×2) [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000(CPU内蔵) [ディスプレイ] タッチ対応15.5型ワイド(1,920×1,080ドット) [ストレージ] 1TB SATA ハイブリッドHDD [光学ドライブ] BDXL対応Blu-ray Discドライブ [OS] Windows 8 64bit [バッテリ駆動時間] 約5.5時間 [サイズ/重量] W379×255×22.8mm/約2.35kg [店頭予想価格] 170,000円前後

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