ソニーは29日、同社製PC「VAIO」シリーズの2013年春モデルを発表した。ノートPC4シリーズ15機種、ディスプレイ一体型デスクトップPC1シリーズ3機種の計5シリーズ18機種を展開。Ultrabook「VAIO T」シリーズに、15.5型フルHDタッチ対応液晶を搭載した「VAIO Tシリーズ15」を新たに投入する。構成をカスタマイズできる直販CTOのオーナーメードモデルと合わせて、全機種2月9日から販売を開始する。

VAIO Tシリーズ

さと軽さが特徴のUltrabook「VAIO T」シリーズは、従来から展開する11.6型モデル/13.3型モデル/14型モデルではCPUなど基本性能が向上。また、新たに15.5型フルHDワイド液晶を搭載したUltrabook「VAIO Tシリーズ15」をラインナップに追加した。ディスプレイは静電マルチタッチに対応。光学ドライブにブルーレイディスクドライブを搭載した高性能Ultrabookとなっている。

価格はオープンで、店頭予想価格は11.6型モデルが110,000円前後、13.3型モデルが130,000円前後、14型モデルが135,000円前後、15.5型モデルは155,000円前後。

VAIO Duo 11

11.6型コンバーチブル型Ultrabook「VAIO Duo 11」は、店頭モデルは基本性能が向上。直販CTOのオーナーメードモデルに限定のシルバーモデルが新たに登場したほか、ソニーストアと吉田カバンとの限定コラボ商品として「PORTERオリジナルVAIO Duo 11専用ケース」もオプションとして販売する。

価格はオープンで、店頭予想価格は150,000円前後。「PORTERオリジナルVAIO Duo 11専用ケース」は15,000円前後を予定。

VAIO Sシリーズ

ハイパフォーマンスノートPC「VAIO S」シリーズは、13.3型モデルではディスプレイの解像度が1,600×900ドットと向上したほか、新たにNVIDIA GeForce 640M LEを搭載し、グラフィックス性能を大きく強化した。15.5型モデルでは8GBメモリを標準搭載としたことに加えて、キャッシュ用SSDとHDDを組み合わせたハイブリッドHDDを採用することで、ストレージの高速化と大容量化を実現した。

店頭予想価格は13.3型モデルが約140,000円、15.5型モデルが約170,000円。オーナーメードモデルも同時に発売。オーナーメードモデル限定の13.3型プレミアムモデルも用意する。

VAIO Eシリーズ

スタンダードノートPC「VAIO E」シリーズは、従来モデルから引き続き、11.6型の「Eシリーズ11」、14型の「Eシリーズ14」、14型のプレミアムモデルとなる「Eシリーズ14P」、15.5型の「Eシリーズ15」、17.3型の「Eシリーズ17」をラインナップする。

このうち「Eシリーズ14/14P」は店頭とオーナーメード両方で取り扱い、「Eシリーズ11」は店頭のみ、「Eシリーズ17」はオーナーメードのみの取り扱いとなる。

店頭予想価格は「Eシリーズ11」が90,000円前後、「Eシリーズ14」が90,000円前後、「Eシリーズ14P」が120,000円前後、「Eシリーズ15」のシルバーモデルが155,000円前後、そのほかは150,000円前後。

VAIO Lシリーズ

一体型デスクトップPC、「VAIO L」シリーズは、従来モデルと同様に高画質エンジンX-Realityを搭載するほか、同社独自のスグつくTVや「Giga Pocket Digital」といったAV機能を備える。2013年春モデルでは、ソフトウェアのバージョンアップや下位モデルではCPUなどのスペック向上が行われている。

店頭予想価格は裸眼3D対応モデルのタッチモデルは240,000円前後、3D表示非対応のタッチモデルは210,000円前後。タッチ非対応モデルは170,000円前後。