ソニーは29日、Ultrabook「VAIO T」シリーズの2013年春モデルで、Tシリーズの追加モデルとしては、同シリーズ初の15.5型フルHDワイド液晶採用で大画面化し、ブルーレイディスクドライブとテンキーも備えた高性能Ultrabook「VAIO Tシリーズ15」を発表した。店頭モデルの発売日は2月9日で、店頭予想価格は155,000円前後から。構成をカスタマイズできる直販CTOのオーナーメードモデルも同時発売する。

VAIO Tシリーズ15

液晶は静電マルチタッチに対応。Tシリーズの型従来機種から引き続き、アルミヘアラインとフルフラットデザインが特徴のボディに、Ivy Bridge世代のIntel Coreプラットフォーム内蔵する。ほか、IntelのRapid Start Technology(RST)がベースのソニー独自技術「Rapid Wake+Eco」を搭載。ストレージにはSSD単体だけでなく、SSDの高速転送とHDDの大容量を両立するハイブリッドHDDも採用する。大型だが薄型で軽量は追及し、A4サイズの高性能Ultrabookというジャンル確立を目指す。

ラインナップは、店頭モデルが標準スペックモデルの「SVT15118CJS」と、ハイスペックモデルの「SVT15119CJS」の2モデル。オーナーメードでは内部構成の変更や、メッセージ刻印サービスなどに対応している。本体カラーはシルバーのみ。

標準スペックモデルのSVT15118CJSの主な仕様は、ディスプレイが15型フルHD(1,920×1,080ドット)静電タッチパネルでグレアタイプのLEDバックライト液晶、CPUがIntel Core i5-3337U(1.80GHz/Turbo時2.70GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、メモリがDDR3L SO-DIMM PC3L-12800 4GB(4GB×1/オンボード)、ストレージが750GB(750GB HDDとキャッシュ用24GB SSD)のハイブリッドHDD、光学ドライブがブルーレイディスクドライブ。OSがWindows 8 64bit版、オフィススイートがOffice Home and Business 2013。店頭予想価格は155,000円前後

ハイスペックモデルのSVT15119CJSでは上記スペックから、CPUをIntel Core i7-3537U(2.00GHz/Turbo時3.10GHz)へ、メモリをDDR3L SO-DIMM PC3L-12800 8GB(4GB×2/オンボード)へ、ストレージを1TB(1TB HDDとキャッシュ用24GB SSD)のハイブリッドHDDへと強化。こちらの店頭予想価格は170,000円前後。

ほか共通でインタフェースはIEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0+HS、USB 2.0×2、USB 3.0×1(PC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、HDMI×1、D-Sub×1、カードリーダ(メモリースティック デュオ/SD共用)、ステレオミニジャック、131万画素Webカメラなど。キーボードにはテンキーを備える。本体サイズ/重量はW379×D255×H22.8mm/約2.35kg。バッテリ駆動時間は約5.5時間。