フルHDでゲームを動かせる性能を搭載

実際のパフォーマンスだが、Windows 8のエクスペリエンスインデックスではプロセッサとメモリの値が8.0、グラフィックスも7.2を超えてきた。このパフォーマンスが実際のゲームタイトルでどの程度に相当するかだが、ゲームベンチマークの結果を見ると、特に負荷が高いロストプラネット2でもフルHDで30fpsを確保しており、プレイ自体には支障がないことがわかる。1280×720程度の解像度ならどんなタイトルでも非常に快適、1920×1080の場合は軽~中程度負荷のゲームなら十分スムーズ、高負荷のタイトルでもプレイ可能、という水準とみておけばいいだろう。

Windows 8のエクスペリエンスインデックス
BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 124.4fps
1920×1080 75.1fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 4270
High 2323
ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11)
1280×720 45.0fps
1920×1080 30.8fps
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P13291
3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE
1280×720 15819
1920×1080 7788
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 6842(2分08秒)
Multiple CPU 25848(0分34秒)

グラフィックスカードはBTOオプションでさらに上位のモデルを選ぶこともできるので、より負荷の高い最新のゲームも楽しみたいというユーザーはニーズに応じて構成を変更することが可能。もちろんCINEBENCHの結果を見ればわかるように、CPUはクアッドコアの性能を十二分に発揮しており、動画エンコードや画像編集などの用途にも最適だ。なお、本機の電源ユニットはノーブランドの500Wが標準だが、80PLUS GOLD認証を取得した500Wまたは700Wの電源ユニットに変更することもできるので、将来パーツのアップグレードを考えているユーザーは上位の電源を選ぶことも検討したい。

以上見てきたように、本機はゲームやクリエイション用途のような高いスペックが要求される用途に対しても、価格と設置スペースを小さく抑えながら対応できるマシンといえるだろう。そのうえで、パフォーマンスやストレージ容量の不足を感じた場合には、上位のパーツに拡張していく余地も十分残されている。「1台目のハイスペックPC」として活躍できるマシンといえるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 Lm-iH541B
CPU インテル Core i7-3770
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3
HDD 500GB SerialATAIII
チップセット インテル H77 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 650
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×6(背面×6)
サイズ W180×D382×H373mm
ディスプレイ
価格 69,930円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2012/12/25(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

マウスコンピューター/G-Tune