ゲーミングPCを購入する際、選び方に悩んでなかなか踏ん切りがつかないという人は少なくないはず。「部屋が狭くてデスクトップPCを置くのは難しいけれど、性能に妥協はしたくない」、「ゲームだけでなく普段使いや仕事でも活用したいので、小回りのきくノートPCがほしい」、「FPSやTPSを楽しみたいから、ディスプレイやキーボードにもこだわりたい」などなど……。
MSIの17型ゲーミングノートPC「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」
そんな欲張りな願望を満たしてくれる製品としてお勧めしたいのが、MSIの「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」です。ゲーミングノートPCとしては最高峰の性能を備えながら、部屋を移動するときなどに気軽に持ち運べるポータビリティも確保。240Hz駆動のディスプレイや24ゾーンRGBバックライト内蔵キーボードなどのゲームプレイに嬉しい性能に加え、顔認証対応のWebカメラやSDカードリーダーなどの普段使いに便利な機能もしっかり搭載しており、幅広いシーンに対応できるのが特徴です。
そのぶん価格も60万円超えと高額ですが、妥協のない性能と使い勝手、MSIならではの高い信頼性でゲームも仕事も超快適。ここでは、実際に使ってみてわかったその魅力を詳しく紹介していきます。
ウルトラハイスペックモデル「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」とは?
CPUやグラフィックスの性能が高いだけでなく、そのパワーをフルに引き出せる機能を搭載しているのも特徴
マザーボードやグラフィックスカードなどのPCパーツのリーディングカンパニーとして知られるMSI。ノートPCやデスクトップPCも数多く発売しており、性能や信頼性の高さで国内ユーザーからも高い支持を得ています。なかでもゲーミングノートPCのラインナップは充実していて、フラグシップモデルからコスパ重視の薄型モデルまでさまざまなシリーズが展開されています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 本体サイズ | 380.34(W)×297.97(D)×28.75(H)mm/約3.0㎏ |
| OS | Windows 11 Pro 64ビット |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 275HX(24コア/24スレッド) |
| GPU | NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 Laptop GPU 24GB GDDR7 |
| ディスプレイ | 17インチ、WQXGA(2,560×1,600)、ノングレア、240Hz |
| インタフェース | Thunderbolt 5 ×2、HDMI×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、オーディオコンボジャック×1 |
| メモリ | DDR5 64GB(32GB×2) |
| ストレージ | 1TB(M.2 NVMe) |
| 通信機能 | 2.5ギガビットイーサーネット×1、Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| メモリーカードリーダー | SDカードリーダー(SDXC対応) |
CPUにデスクトップ並みの性能を誇る「インテル® Core™ Ultra 9 プロセッサー 275HX」を搭載しているほか、NVIDIA Blackwell アーキテクチャを採用した最新グラフィックス「NVIDIA® GeForce RTX™ 5090 Laptop GPU」を装備。4K解像度でのゲームも高フレームレートで快適に楽しめるパフォーマンスを実現しています。
さらに、その性能を最大限に引き出すためのブースト機能「MSI OverBoost Ultra テクノロジー」も搭載。CPUに最大75W、GPUに最大175W、合わせて250Wを供給することで、それぞれ消費電力を落とすことなくフルパワー動作させることが可能です。
冷却性能も強力で、CPUとGPUを連結して冷やすシェア型ヒートパイプと、それぞれを個別に冷やす独立型パイプを組み合わせたハイブリッド型の強冷クーラー「Cooler Boost 5」を採用。長時間高い負荷が続いても安定したゲームプレイが可能になっています。
究極の性能を実際のゲームプレイで“体感”
スペックだけ見ると“デスクトップ顔負け”といっても過言ではない性能です。フルHD(1920×1080)はもちろん、WQHD(2560×1440)や4K(3840×2160)でも、AAA級ゲームを含めて、ほぼすべてのゲームを快適に楽しむことが可能なはず。
そこで実際にゲームをプレイして、そのパフォーマンスをチェックしてみることにしました。本製品の内蔵ディスプレイは、17インチWQXGA(2,560×1,600)でリフレッシュレートが240Hzというスペック。ある程度負荷の高いゲームをプレイして、WQXGAで240fpsを上回るフレームレートが出せると最高ですよね。
「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」でApex Legends™をプレイしているところ
人気のバトルロイヤルゲーム「Apex Legends™」で試してみることに。フレームレートの144fps制限を解除して画質を最高に設定し、WUXGA(1920×1200)とWQXGA(2560×1600)のそれぞれの解像度でトレーニングモードをプレイして、フレームレートを計測してみました。
| 解像度 | 平均フレームレート | 最高フレームレート |
|---|---|---|
| WUXGA(1920×1200) | 298fps | 300fps |
| WQXGA(2560×1600) | 276fps | 300fps |
Apex LegendsならWQXGA(2560×1600)解像度でも最大リフレッシュレート240Hzという内蔵ディスプレイの性能をフルに活かしたプレイが楽しめる
結果を見ると、Apex Legends™ならWQXGA(2560×1600)でも276fpsというフレームレートを安定して出せることがわかります。つまり、リフレッシュレート240Hzという内蔵ディスプレイの性能をフルに活かしたプレイが可能ということ。実際、一般的な60Hzのディスプレイでプレイしたときに比べると、明らかにプレイヤーの動きが滑らかで把握しやすく、照準も合わせやすかったです。筆者の場合、動きの激しいゲームは目が疲れやすく画面酔いもしやすいのですが、本製品の場合はそうした負担を感じることなくゲームに気持ちよく没入することができました。
続いてゲームプレイ時のCPUやGPUの最大温度も測定してみました。
| 解像度 | CPU温度 | GPU温度 |
|---|---|---|
| WUXGA(1920×1200) | 95℃ | 82℃ |
| WQXGA(2560×1600) | 96℃ | 84℃ |
Apex Legends™をWQXGA(2560×1600)解像度でプレイしているときのGPU温度とCPU温度、フレームレート。GPUは70℃台、CPUは80℃台でおおよそ安定しており、フレームレートは上限の300fpsにほぼ張り付いている状態だった
負荷のかかりやすい場面で瞬間的に温度が高くなることはありましたが、すぐに温度が抑えられ、大部分はCPUが80℃台、GPUが70℃台で安定していました。実際、プレイ中に動作が遅くなったりもたついたりすることもなく、快適にゲームを楽しむことができました。本製品の強冷クーラー「Cooler Boost 5」の絶大な効果が分かります。
ゲームプレイ時の騒音レベル。本体から50cmほど離した場所で計測したが、負荷のかかる場面でも静かな事務所(50dBA)程度の騒音レベルだった
ちなみに、ゲームプレイ中にファンが回転する音は聞こえますが、サーッという控えめな音で集中を乱すほどではありませんでした。ゲームのボリュームをゼロにして騒音計でファンノイズを測ってみても大部分は50dBA前後で、静かな事務所レベル。低負荷な場面では図書館レベル(40dBA)を下回っていました。パフォーマンスが高いにもかかわらず、静音性に優れ、ゲームに集中しやすいのも評価できるポイントです。
テンキー付き24ゾーンRGBバックライト内蔵フルサイズキーボードを搭載しており、プリインストールされているアプリでゾーンごとに色や発光の仕方を設定できる
WASDキーがスケルトンになっており、他のキーと区別しやすい
個人的にはキーボードの操作性のよさも印象的でした。RGBバックライトを24ゾーンに分けて、それぞれ色などを変更できるのに加え、テンキーも標準で搭載されています。さらにゲームプレイ時によく使うWASDキーや矢印キーのキャップがスケルトン仕様になっており、ほかのキーと区別しやすいのも◎。通常だと他のキーを使ったあとにWASDキーに戻るときなど、一瞬指が迷子になることがあるのですが、本製品では視野の片隅でもWASDキーの位置が捉えられるので押し間違いを減らすことができました。
ゲーミングノートPCは、一般的なノートPCに比べて基本性能が高いため、ゲーム以外の用途も快適にこなせるのが特徴です。本製品も普段使いから仕事、クリエイティブまで幅広い用途で活用することができます。
インテル Core Ultra 9 275HXとRTX 5090 Laptop GPUが搭載されている
実際にさまざまな場面で使ってみて魅力的に感じたのが、CPUの“余力”です。Core Ultra 9 275HXは高性能コアが8、高効率コアが16、合計24コア24スレッドというマルチコア性能に優れたプロセッサーで、最大5.4GHzの動作周波数を実現しています。そのため、画像編集をしながらPowerPointで資料を作成したり、オンライン会議をしながらWordで議事録をまとめたりするような負荷の高めなマルチタスクも快適に行うことが可能です。
また、ハイエンドクラスのグラフィックスカードRTX 5090 Laptop GPUが搭載されており、画像のフィルター加工や動画のエンコードなどのグラフィックスパワーを活用する処理が非常に高速。たとえば動画編集ソフト「DaVinci Resolve」を使い、長さ5分14秒の4K動画をフルHDに変換してみたところ、わずか54秒で完了しました(4K/60fpsの動画を読み込み、プリセットの「YouTube」を選んでフルHD/60fpsに書き出したときの時間を計測)。
これくらいパワフルだと、ゲームと動画編集ソフト、配信ソフトなどを同時に立ち上げていてもストレスを感じることなく快適に作業することができます。ゲームの実況や配信などに興味を持っている人にとっては心強い性能だと言えるのではないでしょうか。
17インチWQXGA(2560×1600)ノングレア液晶ディスプレイを搭載している
その動画や画像の編集を行う際にありがたみを感じたのが、ディスプレイの性能です。画面サイズが17インチと大きいだけでなく、解像度がWQXGA(2560×1600)と高精細で色再現性も高く、ディテールや微妙な色味の違いまでしっかり判別することが可能でした。
キーボードはキーピッチが約19mm、キーストロークが1.7mm確保されていてタイピングしやすい
ディスプレイが大きいぶん、キーボードに余裕がありキーピッチは実測で約19mmを実現。キーストロークも1.7mm確保されていてタイピングしやすく、文字入力がスムーズなのも嬉しい部分です。実際、仕事の文書作成やメール作成も快適に行えました。
本体背面には、HDMI、LAN、ケンジントンロック、電源コネクタが搭載されている
本体左側面には、Thunderbolt 5×2、SDカードリーダーが搭載されている
本体右側面には、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、オーディオコンボジャックが搭載されている
このほかインタフェースも充実しており、本体にはThunderbolt 5×2、HDMI×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、LAN×1、オーディオコンボジャック×1、SDカードリーダー×1が搭載されています。映像出力端子が3系統あり、本体のディスプレイと合わせると最大4画面のマルチディスプレイを構築できるのも便利。仕事やクリエイティブ用途の作業効率をグッと向上させることができます。
これだけの性能、機能を備えながら狭額縁デザインを採用することで本体幅を380.34mmに、質量を約3.0kgに抑えているのもよいところ。部屋間を移動して作業したいときも気軽に持ち運ぶことができます。日常的に携帯するにはちょっと大きく重いのですが、いざというときは大きめのカバンに入れて出先に持ち出すことも不可能ではありません。なにより、これ1台あれば出先でもデスクトップPCに負けない作業環境が整います。常に最高の環境でゲームや仕事がしたいという人には、そんなところも魅力的なポイントと言えそうです。
60万円超の価値は“未来への投資”
ハイエンド向けのCPUやグラフィックス、17インチの大きく見やすいディスプレイなどを、持ち運びも可能な筐体に凝縮した高性能なゲーミングノートPC「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」。
長期にわたって安心して使えるMSIの17型ゲーミングノートPC「Vector-17-HX-AI-A2XWJG-4850JP」
マザーボードやグラフィックスカードのメーカーだけあって、PCを構成する主要パーツの性能をフルに引き出す技術に長けており、数あるゲーミングノートPCの中でもトップクラスのパフォーマンスを実現しています。
そのぶん、実売価格が60万円超と少々ハードルが高いのですが、内部パーツを効率的に冷却する「Cooler Boost 5」などの安定性・信頼性に優れた本体設計に加え、最新鋭のCPUやグラフィックス、240Hz駆動のディスプレイ、Thunderbolt 5といった陳腐化しにくい最新技術をふんだんに取り入れており、将来にわたって第一線で使える製品に仕上がっています。さらに、製品本体に2年間の保証が標準で付属し、その他サポートが充実しているのも魅力的な部分。
その安心感や長期使用を前提とした性能を考えれば、60万円超も納得のいく価格と言えそうです。デスクトップPCを設置するスペースはないけれど、AAAタイトルを快適にプレイしたいというゲーマーや、1台で仕事もゲームも快適にこなしたいというユーザー、購入したPCを長く大切に使いたいというユーザーの方は、一度公式サイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。
© 2025 Electronic Arts Inc. EA、EAロゴ、Respawn、Respawnロゴ、Apex LegendsはElectronic Arts Inc.の商標です。
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