ミドルレンジかハイエンドが狙い目

今回はキヤノンのインクジェットプリンタ/複合機の中から、特徴的な3機種を紹介した。どれも家庭向けとしては十分な性能で、長期間ストレスなく利用できるだろう。ただ少し気になるのは、家庭向けにはADF搭載モデルが用意されていない点だ。複数枚の文書をスキャンしたりコピーしたりするにはADFがあったほうが断然便利なのだが、ADF搭載モデルはビジネス向け複合機の「PIXUS MX893」と「PIXUS MX513」となる。ADFのニーズしだいでは、ADF搭載機も視野に入れるとよいだろう。

どれを買えばいいか迷っている人には、フラグシップモデルのMG6330をおすすめしたい。製品ラインナップには2011年発売の「PIXUS MG6230」も含まれており、スペックは同レベル(スキャナ解像度は倍の4,800dpi)なのだが、やはりPIXUS MG6330の小ささは魅力だ。

PIXUS MG6330 WHITE

PIXUS MG6330 BLACK

PIXUS MG6330 PURPLE

PIXUS MG6330 BLUE

PIXUS MG6330 GREEN

実は筆者、MG6330に触れたあとにPIXUS MG6230を購入したのだが、現在は数千円程度ケチるくらいならMG6330にしておけばよかったと後悔している。これから先、キヤノンのコンパクトなインクジェット複合機を見るたびに残念な気持ちなるに違いない。よほどの理由がない限り、その時点での最新版を購入するのがおすすめだ。

そんな個人的な感情はともかくとして、インクジェット複合機を購入する際は目的に応じて最適なモデルを選びたい。スペックやランニングコストなどを比較すると、どんな使い方が適しているのかが見えてくるだろう。

PIXUS MG5430

PIXUS iP7230