キヤノン、手のひらサイズの30倍ズームデジカメ「PowerShot SX500 IS」

キヤノンは9月19日、デジタルカメラ「PowerShot」シリーズの新モデル「PowerShot SX500 IS」を発表した。発売は9月27日で、価格はオープン。推定市場価格は29,980円前後となっている。

厚さ(奥行き)80.2mm、高さ69.5mmというコンパクトサイズで、光学30倍ズームレンズの搭載を実現したモデル。重量も、バッテリーやメモリーカードを含んだ状態で約341gと持ち運びやすいレベルに抑えられている。超解像処理で画質劣化を抑えたデジタルズームを行う「プログレッシブファインズーム」使用時は60倍までのズームが可能。

同時発表の「PowerShot SX50 HS」と同様に、「フレーミングアシスト(探索)」機能を搭載。ボタンを押すと全景に引くので、超望遠撮影時に見逃しがちな被写体を探すのに便利だ。ボタンを離すと、元のズーム倍率まで戻るようになっている。

また、AFも広角側で0.26秒と従来モデル「PowerShot SX40 HS」より高速化。手元で動きの速い被写体を撮る場合から、超望遠でじっくりと被写体を狙う場合まで、1台でさまざまな撮影シーンに対応できる。

カメラまかせで被写体や撮影条件などに合わせた設定を適用できる「こだわりオート」は32シーンに対応。ブレ補正機能が自動で切り替わる「マルチシーンIS」も搭載する。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CCDで、レンズが焦点距離24～720mm(35mmフィルム換算時)の30倍ズーム、開放F値がF3.4～F5.8、対応感度がISO100～ISO1600(ローライトモード時はISO6400まで)となっている。画像処理エンジンはDIGIC 4だ。

背面のモニターは約46.1万ドット・3型の液晶方式で、記録可能なメディアはSD/SDHC/SDXCカード。バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約195枚だ。

サイズはW104×D80.2×H69.5mm、重量は本体のみで約318g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約341gとなっている。