ソニーは8月27日、バランスド・アーマチュア(BA)・ドライバーユニット搭載のインナーイヤー型ヘッドホン「XBA-10」「XBA-20」「XBA-30」「XBA-40」およびiPhone/iPad/iPod用リモコン付きの「XBA-10IP」「XBA-20IP」「XBA-30IP」「XBA-40IP」icon を発表した。いずれも発売は10月10日。

希望小売価格はXBA-10が7,455円、XBA-20が18,375円、XBA-30が24,675円、XBA-40が30,975円、XBA-10IPが8,715円、XBA-20IPが19,635円、XBA-30IPが25,935円、XBA-40IPが32,235円となっている。

上段左が「XBA-10」、右が「XBA-20」、下段左が「XBA-30」、右が「XBA-40」。カラーは写真のゴールドのほか、シルバーが用意される

2011年に発表されたモデルをベースにしつつ、より高音質化・快適な使用感を実現したモデル。具体的には、高音質化のための技術として、振動伝送特性の優れたPCOCCコードを採用した。これにより伝送ロスが抑えられ、音の劣化の少ないクリアな音質を再現する。

コード形状としては、表面に細い溝の入ったセレーションコードを採用。溝を入れることで摩擦面が少なくなっており、カバンの中に入れて持ち運ぶ際などもからみにくくなった。

また、イヤーピースはタイプ別・サイズ別に10種類が付属。表面にソフト素材、軸部分にハード素材で構成されるハイブリッドイヤーピースは、Sサイズが高さが通常の「S」と低い「SS」の2サイズ、Mサイズが高さのある「ML」と通常の高さの「M」、高さの低い「MS」の3サイズ、Lサイズが高さのある「LL」と通常の高さの「L」という計7サイズ。表面に低硬度シリコン、内部に低反撥ウレタンフォーム、軸部分に高硬度シリコンが使用されるノイズアイソレーションイヤーピースはS、M、Lの3サイズとなっている。

型番に「IP」が付くモデルには、iPhoneなどの操作を行えるリモコンが付いている(写真は「XBA-10IP」)

型番による仕様の違いは、2011年発表モデルと同様で、XBA-10とXBA-10IPが1基(片方の耳につき、以下同)のBAドライバーユニット、XBA-20とXBA-20IPが2基、XBA-30とXBA-30IPが3基、XBA-40とXBA-40IPが4基を搭載する点。BAドライバーユニットの構成は、1基の場合がフルレンジ×1基、2基の場合がフルレンジ×1基+ウーファー×1基、3基の場合がフルレンジ×1基+ウーファー×1基+トゥイーター×1基、4基の場合がフルレンジ×1基+ウーファー×2基+トゥイーター×1基となっている。

ハウジング構造としては、XBA-10とXBA-10IPがインナーハウジングに液晶ポリマー、アウターハウジングに制振ABS材、それ以外の6モデルがインナーハウジングにマグネシウム合金、アウターハウジングに制振ABS材を採用する。いずれも高剛性と内部損失の小さい筐体材料の組み合わせで、不要な振動を低減し、クリアな中高域再生を実現する。

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