今回お話を伺った斉藤氏と辻氏。ちなみに、斉藤氏のおすすめは樹脂ベルトの「GW-A1000」だとか

―― GW-A1000はスカイコクピットシリーズのニューモデルではあるけれど、実は新シリーズの完全な新製品と同じくらいの手間がかかっているんですね。

斉藤氏「本当にその通りです。新しいG-SHOCKが生まれた、といってもいいんじゃないでしょうか。カシオが積み重ねてきたものを余すところなく集約できました。

スマートアクセスを搭載したG-SHOCKの第一歩としては、非常にいいG-SHOCKになったと自負しています。デザインやコンセプト、タフさで選ばれることが多いG-SHOCKですが、GW-A1000はそれらに加え、機能と使いやすさに惚れ込んで買っていただけると思います」

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回転ベゼルにタキメーター装備、文字板にインダイヤルを配置したクロノグラフ……というスタイルが、従来のパイロットウオッチのスタンダードだった。それはそれでノスタルジックなリアリティがあるのだが、GW-A1000は最新のパイロットウオッチとしてのリアリティと説得力を身に付けており、そこが何とも魅力的だ。時計ファンだけでなく、ミリタリーグッズや航空機のファンの心もくすぐるだろう。

開発スタッフが最高の自信作と太鼓判を押すGW-A1000。夏になると新しいG-SHOCKが欲しくなる、と冒頭に書いたが、秋冬のフライトジャケットとブーツのファッションに合わせたくてうずうずしている人も多いかもしれない。なお、肝心の機能と使いやすさについては、ぜひ店頭で、ご自身で見て触って確かめていただきたい。