カシオ腕時計の新製品を実機写真とともにご紹介する本シリーズ、2025年11月はG-SHOCK新製品が多数発売となるため、2回に分けてお届けする。今回はその「前編」。メタル外装や液晶表示の新しい表現に注目だ。
新生G-STEEL「GST-B1000」シリーズ登場!
樹脂の機能性を生かしつつ、金属外装のルックスとアナログフェイスで満足感を高めたG-STEELから、ニューモデル「GST-B1000」シリーズが登場。型番も従来の3桁から初の4桁となり、より高機能・高級感のあるモデルにステップアップした印象だ。
カラー展開はブラック(GST-B1000D-1AJF)、ブルー(GST-B1000D-2AJF)、グリーン(GST-B1000D-3AJF)の3色をラインナップ。新開発の小型モジュールを採用して、厚みや重量を削減して、快適な着け心地と実用性を両立した。
外装はステンレススチール製で、ケースサイズは46.9mm(縦)×44.2mm(幅)×11.6mm(厚)。質量は118g。
カシオは本作で初代G-SHOCK「DW-5000C」の精神――つまり「タフネス」と「機能美」――を現代の価値観と技術で再解釈。その結果、ミニマルで洗練されたデザインと、新しいユーザー層との出会いを意識したスタイルに至った。
例えば、フルアナログのフェイスだ。多くのファンから支持を得たフルサイズの秒針を備え、「DW-5000C」のレンガ模様を連想させるデザインをあしらった。針先や目盛にはレッド/ブルー/イエローをアクセントに使用。これらの色は、それぞれ「挑戦する情熱」「防水性」「耐衝撃」を意味しており、これらは「DW-5000C」から受け継ぐものとなる。
なお、八角形のケースも「DW-5000C」からの引用。ロゴを排してクリーンな印象に仕上げたベゼルは、縦のヘアライン、円形のヘアライン、ミラー仕上げの3種で磨き分けられている。
また、耐衝撃構造は、カーボンファイバー強化樹脂製のケースがモジュールを保護、さらにステンレスベゼルが外部からの衝撃をガードする「カーボンコアガード構造」。ちなみに、ケースの主な樹脂パーツにはバイオマスプラスチックを使用している。
一方、バンドの接続部分にはウレタン樹脂製の緩衝パーツを採用。バンド接合部に加わる衝撃を吸収し、連結強度を高めた。
駆動方式は便利なタフソーラー。そして、Bluetoothと専用アプリ「CASIO WATCHES」によるモバイルリンク機能を搭載。時刻自動修正や時計の設定、携帯電話探索、タイム&プレイス機能などを利用できる。価格は、各66,000円。
耐衝撃構造をAIとともに再構築した「GMW-BZ5000」シリーズ
初代G-SHOCK“DW-5000C”のデザインを受け継ぎ、機能と素材の両面で独自の進化を続けてきた5000シリーズから、「GMW-BZ5000」シリーズが登場。
本体カラーはシルバー(GMW-BZ5000D-1JF/93,500円)、ゴールドIP(GMW-BZ5000GD-9JF/102,300円)、ブラックIP(GMW-BZ5000BD-1JF/102,300円)をラインナップする。
40年以上にわたり蓄積されたG-SHOCKの耐衝撃構造データをもとに、デザイナーとAIがデザインを共創。伝統的な角型フォルムを維持しつつ、ベゼルとセンターケースを上下で連結した構造を開発した。その複雑で未来的な造形は、ケースサイドからも想像できる。
ケースサイズは、49.3mm(縦)×43.6mm(幅)×13.0mm(厚)。外装はステンレススチール製で、質量は172g。
弾性変形で衝撃を吸収する樹脂製のインナープロテクターを内部に収め、フルメタルながらG-SHOCKの耐衝撃基準をクリアした。裏ぶたは、気密性に優れたスクリューバック。
さらに、デジタル表示部に、高精細・広視野角・高コントラストのMIP(メモリインピクセル)液晶を採用。従来の液晶よりもきめ細かい描画で、明るい屋外や直射日光下でも優れた視認性を誇る。
4種類の基本時計表示はボタン操作で切り替え可能。モバイルリンク機能を使ってスマートフォンアプリ「CASIO WATCHES」から操作することで、メイン表示をクラシカルな7セグメントフォントに切り替えることもできる。
他にも「CASIO WATCHES」からは、自動時刻修正をはじめ、簡単時計設定や約300都市のワールドタイム設定、タイム&プレイス、携帯電話探索と、便利な機能を利用可能だ。
これに加えて、マルチバンド6対応電波時計も搭載。現時点で最新鋭の5000シリーズに仕上がっている。
ステップカウンターやライフログ、モバイルリンクをソーラー充電のみで賄える「GA-B010」シリーズ
ライフログを計測できるアナ・デジコンビモデル「GA-B010」シリーズが登場。
本体色はグリーン(GA-B010-3AJF)、ブラック/反転液晶(GA-B010-1A1JF)、ブラック/通常液晶(GA-B010-1AJF)をラインナップ。ケースサイズは、52.3mm(縦)×49.3mm(幅)×15.2mm(厚)、重量は57g。
最大の特長は、電池駆動や充電を必要とせず、タフソーラー発電のみでステップカウンターやBluetoothのモバイルリンクなど、すべての機能を使えること。スマートフォンのGPSと連携して位置情報を取得、時刻と結び付けて記録できる(専用アプリ「CASIO WATCHES」を使用)。
消費電力を抑えるため、新開発のLSIと独自アルゴリズムを採用した新モジュールを開発。同じくライフログの計測が可能な従来モデル「GBA-800」(電池駆動)と比べて、歩数計測の消費電流を約40%削減した。一見地味な改善点だが、革新的な技術が投入されているのだ。
外観は「GBA-800」と非常に似ているが、よく見るとベゼルやボタン類の形が異なるので、そこで見分けられる。6時位置の(スーパーイルミネーター用)センターボタンが六角形なのが新型の「GA-B010」で、円形なのが「GBA-800」だ。
また、「GA-B010」は蒸着処理のベゼルリングを採用。ケース/ベゼル/バンドの主な樹脂パーツにはバイオマスプラスチックを使用するなど、仕様も豪華。価格は各27,500円。
ウレタン外装の最新オリジン「GW-BX5600」シリーズ
視認性に優れたMIP液晶を採用し、タフソーラーやBluetoothによるモバイルリンク、そしてマルチバンド6対応電波時計など、高度な機能と実用性を備えるのが「GW-BX5600」シリーズ。
シックな反転液晶の「GW-BX5600-1A1JF」と、通常液晶の「GW-BX5600-1JF」をラインナップする。
ケースサイズは49.1mm(縦)×44.1mm(幅)×13.4mm(厚)、質量は51g。ケース、ベゼル、バンドの主な樹脂パーツには、バイオマスプラスチックを使用している。
Bluetoothにより専用アプリ「CASIO WATCHES」を介してスマートフォンなどのモバイルデバイスと接続し、時刻を修正できる。さらに、標準電波(マルチバンド6)による時刻修正システムやタフソーラー駆動など、高い実用性を備えている。
液晶には優れた視認性のMIP液晶を採用。4種類の時刻表示を選択でき、「CASIO WATCHES」からフォントスタイルを切り替え可能。価格は各30,800円。
モノトーン メタルカバード「GM-5600M」「GM-2100M」シリーズ
G-SHOCKの耐衝撃性の要素をシンプルなデザインに落とし込んだメタルカバードモデルが「GM-5600M」「GM-2100M」シリーズ。
ベースモデルには、メタルベゼルを採用したアイコニックスタイルのデジタルモデル「GM-5600」と、アナ・デジコンビモデル「GM-2100」をチョイス。モダンなインダストリアルデザインをテーマに機能美を追求、無彩色のカラースキームを採用した。
「GM-5600M」シリーズ、「GM-2100M」シリーズともに、ベゼル下部がシルバーまたはブラックIPのモデルを用意。計4モデルを展開する。
G-SHOCKの耐衝撃性能を象徴する八角形ベゼルには、モダンインダストリアルデザインでも多く見られるチェッカリングパターン(ピラミッドパターン)を彫刻。「GM-5600BM-1JF」と「GM-2100BM」では、ベゼルの天面以外のパーツにブラックIPを施して、フォルムに奥行きと引き締まった印象を与えた。
なお、各モデルともバンドの主な樹脂パーツにバイオマスプラスチックを使用。駆動は電池式で、電池寿命は「GM-5600BM」が約5年、「GM-2100BM-1AJF」が約3年。自動時刻調整は搭載しない。





























