KDDI、沖縄セルラーは、14日よりiPhone 4Sの販売を開始した。発売を記念して、同日、東京・渋谷区のKDDIデザイニングスタジオでは「iPhone 4S発売記念セレモニー」と題したイベントが催され、KDDIの代表取締役社長・田中孝司氏がスピーチを行った。

登壇したKDDI代表取締役社長の田中孝司氏

同イベントで、登壇した田中氏は最初に「auからやっとiPhoneを販売できるということを、嬉しく思っている、auの今年下半期のメッセージは『未来は、選べる』というものだが、今回iPhone 4S販売を開始することで、多様な選択ができる環境が整った」と心境を述べ、「われわれの自慢できるエリアをiPhoneユーザーに使ってもらえるということを本当に嬉しく思っている次第です」と続けた。今後は「iPhoneに、もっと『つながり』を」というメッセージとともにプロモーション展開をしていくという。

フォトセッションではiPhone 4Sを両手に

ソフトバンクモバイルと比べて、約500円高い設定となった料金設定については、「オプションを含めると差はあまりないというところはあるが、それよりもわれわれがこれまで培ってきたネットワークの価値を感じていただきたい」とした。

最初にiPhone 4Sを入手したのは練馬区の女性(写真右)

同氏は「一年前に、auはスマートフォン事業参入に遅れをとったという話をしたが、やっとここまで来た、これがすべての始まりだと感じている」と述べ、「auの世界にも新しい時代が訪れた」という言葉でスピーチを締めくくった。

また会場では、前日に整理券を入手した50名の購入希望者を対象に即売会が催され、整理番号1番を入手した練馬区の女性には、ステージ上で、田中氏からiPhone 4Sが手渡しされた。女性は「以前からiPhoneユーザーだが、電波状態が良いと聞いたのでauに乗り換えようと思った」とコメントした。