Opera Softwareは24日、iOS用のモバイルブラウザ「Opera Mini Web browser」のバージョン6を発表した。ファイルサイズは3.4MB。対応デバイスはiPhone/iPad/iPod touch。対応OSはiOS 3.0以降。iTunesのApp Storeから無償でダウンロード入手できる。

Opera Miniは、ブラウザ上でHTMLをレンダリング処理せず、専用サーバでモバイル機器向けに圧縮したWebページのデータを受信して表示する。そのため低速な通信環境でも安定して動作するのが特徴だ。

iOS向けOpera Mini 6はユニバーサルアプリになっており、ハンドヘルド(iPhone/ iPod touch)とタブレット(iPad)で、それぞれの画面サイズに適したユーザーインターフェイスで動作する。iPadではツールバーが画面上部に広がるデスクトップブラウザに近いデザインになる。またRetinaディスプレイをサポートしており、iPhone 4や第4世代のiPod touchでもきれいにWebページが描画される。

iPadではツールバーやビジュアルタブが画面上部に

iPod touchでは画面下にツールバー。Operaメニューのボタンがより目立つデザインになった

前バージョンではWebページの表示の拡大・縮小がページ全体と画面幅の2段階に制限されていたが、最新版ではピンチアウト/ピンチイン(2本指の開閉)を使って任意の倍率に拡大・縮小できる。拡大・縮小の動きは高速かつなめらかで、従来よりもWebページの細部にアクセスしやすくなった。また新しいページをバッグラウンド・タブで開けるようになった。

Operaメニューのデザインが刷新されており、各種機能にアクセスしやすくなったほか、ブラウザから直接Facebook/ Twitter/ My Operaを通じてWebページを共有できる共有ボタンが用意された。