「AtermWR8700N(HPモデル)」(左)、「AtermWL300NE-AG」(右)

NECおよびNECアクセステクニカは、「AtermWR8700N(HPモデル)イーサネットコンバータセット」が、NTTぷらら運営の映像配信サービス「ひかりTV」の動作確認試験に合格し、業界で初めて動作確認済み機種に認定されたと発表した。

「AtermWR8700N(HPモデル)イーサネットコンバータセット」(以下、AtermWR8700N)は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LANルータ本体とイーサネットコンバータ子機「AtermWL300NE-AG」をセットにしたモデル。AtermWL300NE-AGを利用することで、PCをはじめ、ネットワーク対応TVやレコーダーも無線接続可能となる。店頭予想価格は20,000円前後。

AtermWR8700Nは、IEEE802.11b/g/nとIEEE802.11a/nの同時利用が可能で、ひかりTVなどの映像配信サービスを利用する場合は5GHz帯を利用し、PCやゲーム機などは2.4GHz帯を利用するといった同時アクセスが行える。また、ビデオ/音声などのデータを優先的に伝送できる無線LANのQoS規格「WMM(Wi-Fi Multimedia)」もサポート。ブロードバンド映像配信サービスなどのストリーミングデータを安定的に伝送できる「TVモード」を搭載している。

この他、外付けHDDを接続可能なUSB 2.0ポートを新搭載しており、簡易NASとして利用することも可能。環境に配慮した「ECOモード」機能と「LANポート自動節電」機能も採用している。

なお、NECおよびNECアクセステクニカは、サービス提供者およびTVメーカーと協力して、他映像配信サービスとの接続検証や、DLNA対応HDDレコーダに録画した番組を無線LAN経由で別室のTVで視聴する接続検証も行っており、接続検証済みのサービス/機器をWebサイト上に順次掲載していく予定としている。