NECパーソナルプロダクツ
NECパーソナルプロダクツ 取締役 執行役員常務兼PC事業本部長の高塚栄氏は、「社会、環境のすべてに関わるのがPC。ライフスタイルの多様化、地球環境問題などについても関与していくものになる」と前置きし、同社が投入するビジネスPCや、およびネットワーク活用ソリューションによる環境対応への取り組み、PC業界としては初めてエコファーストに認定されたこと、さらには新たなインタフェースの採用をはじめとした「安心、快適な利用環境の進化」に取り組んでいることを訴えた。
「利用する人の多様化にあわせて、画面の明るさをセンサーで自動的に制御したり、ゼスチャーやマルチタッチで楽しく操作する使いやすさの提案のほか、3Dや地デジ放送対応、ネットワークで様々な機器がつながるなど用途の多様化にあわせた提案を行っている。
また、クラウドコンピューティングの広がりや、屋外での高速無線通信環境の整備、薄型化・軽量化によって、PCの行動範囲がさらに拡大し、場所と時間が多様化することにも対応している。NECのPCは、ライフスタイルの多様化と利用環境の広がりにあわせた製品提案を行っている」とした。
なかでも、高塚氏は、テレビ機能搭載PCによって生み出す新たな視聴環境についてデモストレーション。PCで受信、録画したテレビ番組を、SDメモリに収録。これを携帯電話で視聴するという使い方を示してみせた。
ソニー
ソニー VAIO事業本部 副本部長の赤羽良介氏は、発表したばかりのVAIO Xシリーズを中心に紹介。「モビリティを常に追求したソニーが、今回の製品で飛躍的にその進化を遂げた」とし、「無線通信環境の充実」「外出先でもっと使いたくなる」「軽くてスタミナが必要」「デザインも重要」という4要素から、同製品を開発したことを示した。特にバッテリ駆動時間については、オプションバッテリで最大20.5時間を達成したことを紹介しながら、「午前9時30分から午後6時30分まで社内の会議でVAIO Xを使ってみたが、1日中ACアダプタを接続しなかったにも関わらず、まだ3分の1もバッテリーが残っていた」と、自らの体験を披露した。
さらに、Windows 7搭載のデスクトップPC「VAIO L」シリーズで搭載したMedia Galleryを紹介。「直感的なインタフェースによって操作でき、さらにVAIOが大切な思い出の写真や動画、お気に入りの音楽を、好みや気分によって選択してくれる。生活をより楽しくることができるもの。VAIOは驚きと感動を与えることができる存在になる」などとした。
また、「Xシリーズで実現したメインマシンを持ち運ぶという使い方の提案をはじめとするデバイスの進化に加え、今後のPCにはネットワークサービスと連携した提案も必要になる。いま、ソニーグループ全体のネットワークサービスのあり方を考えており、サービスと連携することで、ユーザーがより快適に使えるように考えている」と今後の方向性を述べた。