高級コンパクトの楽しみのひとつに、カスタマイズというジャンルがある。ファインダーやフード、ハーフケースを付け、カメラをドレスアップしようというものだ。「DP2」のカスタムはどのようなスタイルが考えられるだろう。

まずレンズフード。これは35-50mmレンズ用のものが流用できる。このクラスは種類が豊富で、新品、クラシックアイテムを問わず選びやすい。広角フードと異なり、ケラレをさほど気にしないですむ点も強みだ。純正フードアダプタ「HA-21」は46mm径のねじ切りがあり、46-49mmステップアップリングでサイズアップすると、さらに選択の幅が広がるだろう。

一方、ファインダー選びは極端に選択肢が少ない。というのも、カメラ史をふり返っても40mmレンズはめずらしく、対応ファインダーの数が少ないのだ。ドレスアップと割り切り、35mmおよび50mmファインダーから選んでみてはどうだろう。ちなみに、40mmにこだわるのであれば、コシナ「40mm View Finder」が新品購入できて入手しやすい。ただし、このファインダーは外装が樹脂製で、残念ながら高級感は乏しい。あくまでも実用性重視のスタイルとなる。

「DP1」はシグマ純正品をはじめ、各社からレザーハーフケースがいくつも発売された。「DP2」は「DP1」とほぼ同サイズなので、これらのハーフケースを流用することが可能だ。ただし、背面のボタンレイアウトが異なるため、一部のボタンが隠れてしまう。いずれ「DP2」対応バージョンが登場すると思われるが、ケースの上から押し込めば実用上の支障はないだろう。

外付けファインダーはコシナ「35mm View Finder M」を装着。三穴スリットフードはコニカ「M-HEXANON 35mm F2」用で、46mm径なのでフードアダプタに直接ねじ込んでいる。Leicatime製ハーフケースはDP1専用だが、装着自体に支障はない

「DP2」にDP1用ハーフケースを着せると、背面レイアウトによってボタンの一部が隠れてしまう

「DP2」の実売は現在6万円前後。「DP1」が8-9万円で登場したことを思うと、ずいぶんとリーズナブルな価格だ。これならDP1ユーザーも買い足ししやすく、手軽に2台体制が組める。もちろん、FOVEONセンサーを試してみたかった人たちにも朗報となるだろう。「DP1」と「DP2」は、ともに画質重視というコンセプトにブレがない。その高画質ぶりは「DP1」ですでに一定の評価を得ており、姉妹機「DP2」は手を出しやすいカメラといえそうだ。