無料で使えるグラフィックソフトウェアのGIMPのご紹介の3回目です。1回目では基本的な操作を、2回目では少し高度な使い方をするときに必須のレイヤーマスクを中心にみてきました。これらの機能は、どんなフォトレタッチソフトにもついているといっていいほど一般的な機能です。今回は、どちらかというとGIMPの特徴的なフィルタを中心にみていきます。

フィルタを利用すると、簡単な操作でいろんな効果をつけることができます。フィルタの機能も、いろんなグラフィックソフトについていますが、ソフトによって内容が違っています。同じ名前のフィルタでも、ソフトが違うと大きく違っていることもあります。

GIMPには、たくさんのフィルタが入ってます。画像を加工するばかりでなく、何もないところから背景やボタンを作るフィルタもあります。GIFアニメなどが作れるフィルタもあります。フィルタの操作は、メニューバーの右端にある「フィルタ」の項目からも進めますが、小さな画像だとメニューバーの端から追いやられて「フィルタ」の項目が表示されないので、画面ウィンドウで右クリックしてポップアップメニューを開くとよいでしょう(そうでなくても右クリックでメニューを表示する操作は便利です)。

いろんな作者の方が作ったフィルタが組み込まれているためだと思いますが、パラメータを設定するウィンドウなどの仕様は、かならずしも一定していません。よく似たフィルタも重複して入っているようです。プラグインとして取り込んで追加できるフィルタもありますが、今回は、最初から入っている豊富なフィルタの中から、その一部をご紹介します。

フィルタのメニューは、メニューバーの右端にあります。小さな画像だとでてきません。画面ウィンドウで右クリックしてポップアップメニューを開き、メニューを選択するとよいでしょう。