東芝は12日、全自動洗濯機「DDインバーター銀河」シリーズの新モデル「AW-60SDF」を発表した。発売は5月下旬を予定しており、価格はオープン。市場価格は7万円前後と予想される。

AW-60SDFは、ギアを介さずに直接パルセーター/洗濯槽を駆動するDDインバーター方式を採用。これにより洗濯/脱水容量6kgの全自動洗濯機としては、洗濯時の騒音29dB、脱水時の騒音40dBという業界No.1の低騒音を実現した製品となっている。また、脱水時の洗濯物の片寄り防止機構を搭載することで振動を半減させている。

6kgの洗濯容量では、業界No.1の低騒音を実現した「AW-60SDF」。糸くずフィルターは「AW-80DE」にも採用されている「ビッグフィルター」となっている

同製品では低騒音だけでなく、洗浄力もアップ。水位の少ない段階で攪拌をスタートする「濃縮バブルパワー洗浄」を搭載することで、衣類に濃い洗浄液を浸透させ汚れを強力に落とす。また、「温度センサー」を搭載しており、水温が低い冬場などに洗浄力がダウンすることを防ぐという。さらに「水流パワーボタン」により、衣類の質に合わせて洗濯時の水流の強さを5段階で切り替えることも可能だ。

手入れが楽なうえに低水位から高水位まで、確実に糸くずなどを除去することができる「ビッグフィルター」のほか、簡易乾燥機能「パワフルエアドライ」も装備する。パワフルエアドライはヒーターを使わない簡易乾燥だが、洗濯槽の蓋の部分に設けられた吸気口から、大量の風を洗濯槽内に送り込むことで、化繊混紡の衣類なら2.5kgを約3時間で乾燥可能。同機能を室内干しと組み合わせることで、乾燥時間を減らすことができるという。

AW-60SDFのおもな仕様は以下のとおり。

容量 洗濯・脱水容量:6kg/乾燥容量(化繊混紡):2.5kg
サイズ 565(ホース含む)(W)×910(H)×536(D)mm
質量 36kg
標準使用水量 109L
洗濯時消費電力 515W
洗濯時消費電力量 84Wh
洗濯コース 濃縮バブル標準/標準/つけおき/スピーディ/メモリー/ドライ/毛布
風乾燥コース 0.5/1/2/3時間より選択
クリーン機能 槽洗浄/槽乾燥
本体カラー ピュアホワイト