2日、東芝ライテックは電球型蛍光灯ネオボールシリーズの新製品「ネオボールZリアルPRIDE」60Wタイプを発表した。電球色の「EFA15EL/10-PD」、昼白色の「EFA15EN/10-PD」、昼光色の「EFA15ED/10-PD」の3モデルがラインナップされる。発売は7月1日で価格はオープン。市場価格は1,200円前後と予想される。

電球型で長寿命と省エネを実現した「ネオボールZリアルPRIDE」

ネオボールZリアルは、インバーターの小型化などにより、非常に電球に近い形状を実現している電球型蛍光灯。白熱灯を使用している既存の照明器具で差し替えても、デザイン面での違和感が発生しないのが特徴だ。

今回発表されたネオボールZリアルPRIDEは、従来からあるネオボールZリアルの寿命と省エネ性能をさらにアップさせたプレミアムモデル。定格寿命は、ネオボールZリアルが6,000時間だったのに対してネオボールZリアルPRIDEでは12,000時間に、また消費電力は、同じ60W型で比べると、12Wから10Wへと削減されている。

長寿命は、同社の一連のPRIDEシリーズなどと同様に、電極部へのエミッタ(電子放出物質)塗布量の最適化により実現。また、省エネ化は、新開発されたらせん型高効率発光管の採用によって実現している。

また、全光束はネオボールZリアルと同じ810lm(電球色の場合)だが、直下照度がアップしており、より白熱電球に近い配光。白熱電球を前提に作られた器具で差し替えた場合、デザインだけでなく、配光の面でも違和感の少ないものとなっている。ただし、既存のネオボールZリアルでは外径が55mmだったのが、ネオボールZリアルPRIDEでは60mmとなっているなど、形状はネオボールZリアルのほうが白熱電球に近いものとなっている。

また、発光管のガラス内面には紫外線をカットするための膜を塗布。これにより、印刷物などの色あせを起こしにくくなるだけでなく、虫などを呼び集めにくくなっている。