Microsoft Teamsではオンライン会議を録画できますが、録画の必要な会議をうっかり撮り損なったということがあっても困ります。
今回は、オンライン会議の開始と同時に自動的に録画する方法を紹介します。
オンライン会議の予約
会議開始と同時の自動録画を行うには、会議をあらかじめカレンダーに予約します。
(1)Teamsのチームなどの画面右上にある「会議」の横の「▽」マークをクリック。
(2)「会議をスケジュール」をクリック。
(3)会議のタイトル、メンバー、日時など、必要事項を入力。
(4)「送信」をクリック。
送信すると、参加者に会議の参加要請メールが送信され、カレンダーに会議のスケジュールが登録されます。
自動録画は、カレンダーに登録された会議の編集ウインドウから設定します。自動録画の設定手順は以下です。
(5)カレンダーをクリック。
(6)会議の予定をダブルクリックして会議の編集ウインドウを開く。
(7)「会議のオプション」をクリックしてオプション設定ウインドウを開く。
もし、オプション設定ウインドウが開かないときは、「会議のオプション」を右クリックして、「リンクを開く」をクリックしてください。
(8)「自動的にレコード」スライドスイッチをクリックしてオンにする。
(9)「保存」をクリックして設定を保存。
会議の開始
会議に参加者全員がそろわなくても、会議時間が過ぎていても、誰かがカレンダーに予約した会議スケジュールをクリックして会議に参加すると、自動的に録画が始まります。
(1)録画中のインジケーターが赤点灯し、録画時間を表示。
カレンダーにスケジュール登録することから、Teamsのオンライン会議は時間になると自動的に始まる、あるいは時間にならないと参加できないと誤解されがちです。
しかし、カレンダーに登録されたスケジュールはスケジュール調整の目安のようなもので、実際には好きな時間に開始・終了できます。
会議中の録画の停止
会議中に録画を停止するときは、次のように操作します。
(1)「…」(その他)をクリック。
(2)「録音とトランスクリプトの作成」をクリック。
(3)「レコーディングを停止」をクリック。
停止した録画を再開するときは、停止の操作と同様に「…」から「録音とトランスクリプトの作成」を選択し、「レコーディングの開始」をクリックしてください。
トランスクリプトの開始
録画しながらトランスクリプト(文字起こし、字幕)機能を使用することもできます。
初期のTeamsのトランスクリプトでは英語などのヨーロッパ系言語を中心に対応していましたが、現在は日本語にも対応しています。
(1)「…」(その他)をクリック。
(2)「録音とトランスクリプトの作成」をクリック。
(3)「トランスクリプト」をクリック。
これで、ウインドウにトランスクリプトエリアが開き、オンライン会議の会話を自動的に文字起こしして表示されます。トランスクリプトを停止するときは、「録音とトランスクリプトの作成」から「トランスクリプトの停止」をクリックしてください。
トランスクリプトの言語を変更したい時は、次のように操作します。
(4)トランスクリプトエリアに文字起こしが表示された状態。
(5)トランスクリプトの「…」(その他)をクリック。
(6)「音声言語を変更しますか?」をクリック。
(7)ドロップダウンリストで言語を選択。
(8)今後も同じ言語を使用するときはチェックボックスをオンにする。
(9)「確認」をクリック。
(10)トランスクリプト言語が変更される。
なお、後々のトラブル防止のため、会議を録画する際は、録画する旨とその目的を事前に会議参加者に周知してください。可能であれば、保存期間などもあらかじめ決めておいたほうがいいでしょう。