Microsoft Teamsのオンライン会議では、リアルな対面会議と同様に発言したい参加者が挙手して発言の意思表示をすることができます。また、講師やプレゼンター、コメンテーターなど特定の発言者にスポットライトを当てて、参加者全員に注目してもらうことができます。
挙手する、挙手を確認する
挙手機能は初期からTeamsに実装されていましたが、その後のバージョンアップで、デスクトップアプリ版のTeamsでは挙手した順番を確認できるようになりました。これによって、挙手順に発言を求めたり、漏れなく発言を求めたりできます。
オンライン会議中に挙手するには次のようにします。
(1)「手を上げる」をクリック。
「手を上げる」ボタンが見当たらないときは、「Ctrl」+「Shift」+「K」キーを押してください。
(2)挙手すると自分の画像にオレンジの枠と手が表示される。
(3)他にも挙手している参加者がいればオレンジ枠と手が表示される。
(4)参加者ボタンに挙手している人数が表示される。
挙手している参加者と順番を確認するには、参加者パネルを開きます。
(5)「参加者」ボタンをクリック。
(6)参加者パネルが表示される。
(7)挙手している参加者に手が表示され、挙手した順番が表示される。
なお、当記事執筆時点で、Webブラウザで会議に参加している(Webアプリ版Teamsを使っている)場合は、挙手している参加者を確認することはできても、順番は表示されません。
手を下げるときは、再度「手を上げる」ボタンをクリックするか、「Ctrl」+「Shift」+「K」キーを押します。
特定の参加者をピン留めする
特定の参加者に注目したいときは、ピン留めするといいでしょう。ピン留めした参加者が大きく固定して表示されます。
(1)クローズアップしたい参加者を右クリックしてポップアップメニューを開く。
(2)「自分用にピン留めする」をクリック。
また、参加者パネルからも操作できます。
(3)注目したいユーザーの「…」(その他)ボタンをクリック。
(4)「自分用にピン留めする」メニューをクリック。
(5)注目したいユーザーが大きく表示される。
(6)ピン留めを解除したいときはピンボタンをクリックする。
ピン留めはあくまで自分に対する表示の設定であり、他の参加者の表示には影響しません。
スポットライトを当てる
ピン留めと似た、特定の参加者に注目する機能が「スポットライト」です。同機能では、講師やコメンテーターなど、参加者全員に注目してもらいたい人にスポットライトを当てます。
(1)スポットライトを当てるユーザーの「…」(その他)ボタンをクリック。
(2)「全員にスポットライトを設定」メニューをクリック。
また、ピン留めと同様に、スポットライトを当てたい参加者の画面を直接右クリックして、スポットライトを設定することもできます。
スポットライトは参加者全員の画面に影響するので、確認を求められます。スポットライトを当てられた参加者は、参加者全員の画面で大きく表示されます。
(3)「全員にスポットライトを設定」をクリック。
(4)スポットライトを当てたユーザーが大きく固定表示される。
(5)他のユーザーの画面でも同様に大きく固定表示される。
スポットライトを終了するには次のようにします。
(6)スポットライトを当てられた参加者の左下にある「…」(その他)ボタンをクリック。
(7)「スポットライトを終了する」をクリック。
(8)確認ウインドウで「スポットライトを終了する」をクリック。
挙手による発言の意思表示や、自分が注目したい参加者のピン留め、他のメンバーに注目して欲しい参加者の強調表示を使いこなして、メリハリのあるわかりやすいオンライン会議を実現できます。