RAMといっても、読み書き可能な半導体メモリやレーダー電波吸収素材のことではなくて、ロケット弾、砲弾、迫撃砲弾の頭文字。それらが飛来したときに迎え撃つことをC-RAM(Counter Rocket, Artillery and Mortar)という。当然、飛来を知るためのセンサーが要る。

C-RAMについては、第393回で取り上げたことがあるが、このときにはどちらかというと「迎撃」の話が主体だった。そこで今回は、「捕捉追尾」に焦点を当ててみる。→連載「軍事とIT」のこれまでの回はこちらを参照

  • イスラエル製のC-RAMシステム、アイアン・ドームで使用するミサイル発射機の模型。もちろん、ミサイルを撃つ前に、飛来する脅威を捕捉追尾する必要がある 撮影:井上孝司

対砲兵レーダーとC-RAMの違い

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