CEATEC JAPAN 2018にてバンダイナムコブースでは、アニメ「機動戦士ガンダム」の世界観を楽しみながらロボティクスやプログラミングを学ぶことができるSTEM教材「ジオニック社公式 MSプログラミング講習キット」の紹介などを行なっている。
これは、同社が進めるSTEM教材シリーズ「ZEONIC TECHNICS(ジオニック・テクニクス)」の第一弾製品。ロボットの開発には近藤科学とbloomakeLabが担当し、カリキュラム開発にはリバネスが、そして教材開発・運営はテックアカデミーがそれぞれ関与している。ちなみに同社ブースで配布されているパンフレットには、巨大ロボット開発でおなじみ?の金岡博士(立命館大学 総合科学技術研究機構 ロボティクス研究センター 兼 人機一体 代表取締役社長)の、「十年後には確実に、巨大ロボットが普通に存在する社会が来ます。その先端ロボット後学の息吹を、ぜひ本キットで感じてください」とエンドースメントコメントが掲載されており、こちらも一見の価値がある。
このほか、同社ブースでは、ZEONIC TECHNICSと同じく、バンダイが掲げるSTEM教育へのニーズに向けた新たな提案である「PLAY STEM」の1種である自律型プログラミングロボットバトル「ALGOROID(アルゴロイド)」4台によるバトルデモや、コミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」の分解モデルの展示、インターネットを接続して、会話が楽しめるコミュニケーショントイ「オンラインパートナー」の紹介なども見ることができる。
オンラインパートナーは、IoTコアモジュールを搭載することで、遠隔地とゆるい会話のやりとりを可能とするもので、人形に話しかけておくと、数時間後(主に翌日とのこと)に、遠隔地にあるネットワーク共有している別のロボットが情報を受け取り、それを例えば所有者の祖父母に、そのことを伝える、といったことを可能とするもの。時間差としている点について、同社スタッフによると、「人と対峙していることを意識させない工夫」とのことであった。また、具体的な遅延時間などについては、今後の精査が必要とのことで、CEATEC JAPAN 2018などで、そうしたニーズの吸い上げなども行なっていきたいとしている。