Infineon Technologiesの日本法人であるインフィニオン テクノロジーズ ジャパンは2019年1月16日から18日にかけて東京ビッグサイトにて開催されている、自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッド・カー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に介する展示会「オートモーティブ ワールド 2019」において、日本でもシェアを拡大しつつある車載マイコン「AURIXシリーズ」を活用したソリューションのデモなどを紹介している。
AURIXは、同社独自コアであるTriCoreを搭載した車載用32ビットマイコンシリーズの総称。2014年に第1世代製品の供給が開始されたほか、2018年には第2世代製品の供給が開始され、特にこの2年間で日本市場での採用件数も増えてきたという。
ブースでは、パートナーも交えたソリューションとしての紹介がメインとなっており、例えばアルティウムジャパンは、車載マイコン向けコンパイラ「TASKING」の紹介を、日本ローターバッハでは、AURIX向けJTAGデバッガの紹介がなされている。
また、インフィニオンによるデモとしてもAURIXを活用したものが多数展示されており、例えばLEDドライバICやAURIXが活用されているオスラムのスマートヘッドライト向けLED光源「Eviyos」や、電動パワーステアリング(EPS)の冗長化ソリューションとして、AURIXのほか、MOSFETやCAN FDトランシーバ、3相ドライバIC、磁気センサなどさまざまなデバイスを搭載したボードの紹介なども行っていた。
このほか、AURIXメインではないが、モータ制御用角度センサシステムや、LiDAR向けMEMSソリューションの紹介なども行われている。