前回の連載に引き続き、今回も「波線」で省略したグラフの作成手順を紹介していこう。グラフ上に「波線」を配置した後は、縦軸に表示する数値(ラベル)をカスタマイズしていく必要がある。これを実現する方法は色々と考えられるが、いずれも少し上級者向けの内容であり、簡単とはいえない。この機会に覚えておくとよいだろう。
「波線」をグラフに重ねて配置を調整
前回の連載では、棒グラフの表示を整えて、「波線」の図形を描画するところまで紹介した。引き続き、以降の作業手順について詳しく解説していこう。
なお、紙面を見やすくする都合上、前回の連載では少し短めの「波線」を描画したが、実際にはもう少し長めの「波線」を描画しておくとよい(下図を参照)。うねりの回数が多くなるだけで、基本的な作成手順は前回の連載と同じである。
続いて、「波線」の図形をグラフ上に配置する。「波線」をドラッグして移動し、四隅のハンドルとドラッグしてサイズを調整すると、以下の図のようになる。
これで「波線」で省略したグラフの基本形が完成した。あとは、左右の軸の表示をカスタマイズしていくだけだ。