フォーティエンスコンサルティングは10月26日、企業のデータと組織基盤の整備を支援する「AI-readyデータ構築支援サービス」の提供を開始したと発表した。同サービスでは、独自のフレームワークを用いて、企業のデータ整備・管理状況を「体制構築」「蓄積運用」「普及定着」の3つの観点から診断。その結果を踏まえ、AI活用戦略やデータガバナンス方針の策定、技術実装、組織への普及・定着までを支援するとしている。
データと組織の整備状況を3つの観点から診断
AI-readyデータ構築支援サービスでは、まずフォーティエンスのコンサルタントがヒアリングを実施し、データマネジメントの知識体系「DMBOK2」に準拠した独自フレームワークで企業の現状を確認。その結果に基づき、AI活用に必要な成熟度へ到達するための戦略と実行計画を策定していく。
診断は、AI活用の方針や体制を整える「体制構築」、データ基盤を対象とする「蓄積運用」、組織への浸透状況を確認する「普及定着」の3つの観点から行う。
「体制構築」では、AIのユースケースとデータ整備計画の連動状況や、データの責任者、AI利用の承認手順、必要な知識やスキルを持つ人材の育成状況を確認する。「蓄積運用」では、社内データをAIが参照できる形に加工し、継続的に連携・更新する仕組みに加え、品質管理や業務上の定義、社内用語、収集条件の整備状況を診断する。さらに「普及定着」では、社員によるAI出力の検証・活用状況をはじめ、AIツールの利用環境やサポート体制、機密データの利用ルール、データ分類方針を確認する。
成熟度を4段階に分類し、3カ年の実行計画を策定
同サービスでは、企業が実現したいAI活用と、現在のデータや組織の状態との隔たりを診断する。AIが活用可能なデータ環境を、「レベル0(未着手)」「レベル1(部分対応)」「レベル2(全社展開)」「レベル3(継続改善)」の4段階に分類し、データの利用可否や利用時に必要な対応を定める。
サービスの提供に当たっては、まずヒアリングシートを用いたアセスメントで、企業の現状と優先課題を可視化する。その結果を基に、AI活用ロードマップやデータガバナンス方針、データのAI利用可否の分類、3カ年の実行計画を策定する。
その後は、顧客企業のニーズに合わせ、専門パートナーと連携した技術実装、データガバナンスの運用、組織への普及・定着を支援するという。アセスメントの所要時間は20~60分程度で、構想策定は最短2カ月。実装・定着支援は、顧客企業の課題や支援範囲に応じて継続的に提供する。費用は個別見積もりとしている。

