富士電機と日本気象協会は10月19日、系統用蓄電池の運用領域における事業連携を開始すると発表した。富士電機の蓄電池運用システムと、日本気象協会が提供する電力取引価格予測サービスを連携し、蓄電池事業者やアグリゲーターの意思決定支援と収益性向上を目指す。

  • 連携の概要

    連携の概要

電力価格予測を蓄電池運用に活用

再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力需給や市場価格の変動が大きくなっている。こうした中、系統用蓄電池には価格変動に応じた充放電制御が求められており、そのためには高精度な価格予測が重要となる。

今回の連携では、富士電機が提供する蓄電池向け取引運用システム「EnergyGATE for Power Trading」に、日本気象協会の「プライス予測(電力取引価格予測)」を連携する。利用者は従来の市場価格予測に加え、日本気象協会の予測情報も活用できるようになる。

蓄電池事業者の収益性向上を支援

日本気象協会の価格予測は翌日から週間、月間までの時間軸に対応しており、より先の価格見通しに基づく取引判断を支援する。

両者は電力市場の動向を踏まえた多角的な意思決定を可能にすることで、蓄電池活用による収益性向上や業務課題の解決につなげたい考えだ。今後はサービス連携をさらに進め、再エネの有効活用や電力需給の安定化への貢献を目指す。