リコージャパンは10月13日、生成AIアプリケーション開発プラットフォーム「Dify(ディフィ)」の有償ライセンス「Dify Essential / Standard」ユーザー向けに、「Difyホスティング環境運用サービス」を提供開始することを発表した。
「Dify Essential / Standard」ライセンスは、中堅・中小企業や部門単位での活用を対象としたライセンス。「Difyホスティング環境運用サービス」はユーザー自身でAWS(Amazon Web Services)の契約および管理をする必要がなく、「Dify Essential / Standard」ライセンスをリコーが契約・管理するAWS環境上で利用できるサービス。
AWS環境の構築から技術支援まで提供
「Dify Essential / Standard」ライセンスでは、リコーグループの社内実践での利用実績をもとに定義した、安定運用に必要なサーバ構成や各種設定値を適用したAWS環境を提供する。
AWS環境の構築からDify利用開始に必要な設定までを行う「導入・環境構築サービス」に加え、AWS環境およびDifyの運用を行う「運用サービス」、Dify利用に関する技術的支援を行う「技術伴走支援サービス」などを展開する。
これにより、クラウド環境の契約や設計・構築、運用に関するユーザーの負担を軽減し、Difyを迅速に活用開始できる。さらに、AWS上で利用可能なAmazon BedrockのLLM(Large Language Models)を利用できる「LLM利用サービス」も提供する。
Dify利用に必要なクラウド環境の設計・構築、導入・運用、技術伴走支援をワンパッケージで提供することで、ユーザーの導入負荷を軽減し、中堅・中小企業におけるAI活用を支援する。
IT人材の不足がDify活用の障壁に
近年は企業における生成AI活用が進む中、Difyを活用したAIエージェントやAIアプリケーションの市民開発への関心が高まっている。リコージャパンは2026年6月に「Dify Essential / Standard」ライセンスの提供を開始し、中堅・中小企業や企業の部門単位でのAI活用を支援してきた。
その一方で、Difyを利用するためには、AWSなどのクラウド環境の契約や設計・構築、運用保守体制の整備が必要であり、とくに中堅・中小企業をはじめとするIT・インフラ管理の人材やリソースが限られる企業にとっては導入時の大きな障壁となっている。
