車両HMI向けマイコンをMicrochipが開発
Microchip Technologyは3月24日(米国時間)、車載およびeモビリティ分野におけるHMI(ヒューマンマシンインタフェース)ソリューション向け車載マイコン「SAM9X75D5M」を発表した。
メモリ搭載のSiPによりDRAM調達リスクを低減
同製品は、800MHz動作のARM926EJ-Sコアと、512MビットのDDR2 SDRAMを1パッケージに統合したSiP(System-in-Package)。AEC-Q100グレード2認定済みで、最大10インチのディスプレイと、1024×768ピクセルのXGA解像度をサポートするという。
同社では、デジタル・コックピット・クラスタ、二輪車および三輪車向けスマートクラスタ、HVAC制御、EV充電器などの車載アプリケーション向けに最適化されており、MPUとメモリを単一パッケージに統合する事で、開発プロセスの簡素化を図ることができるとする。また、車載ディスプレイ向けに十分なバッファ容量を備えるとともに、MIPI DSI(Display Serial Interface)、LVDS(低電圧差動信号)、パラレルRGBデータなどといった柔軟なディスプレイインタフェースオプションを提供することで、車両メーカーの多様なニーズに応えることができるとしている。
さらに、メモリを内蔵しているため、基板レイアウトの簡素化に加え、ディスクリートDRAMの調達リスクも抑えることができるとしつつ、長期供給と高い信頼性を加味した設計を取り入れており、より高い性能や大容量メモリを求めて従来のマイコンからMPUへ移行するアプリケーションに対する移行パスを提供するともしている。
なお、同製品はすでに受注開始済みで、単価は5000個注文時で9.12ドルとしているほか、DDR2ではなく、1GビットDDR3L SDRAMおよび2GビットDDR3L SDRAMを搭載したシリーズ製品についてもサンプル出荷を開始したともしている。
