Intel(インテル)のIntel Foundryのトップを務めていたKevin O'Buckley(ケビン・オバックリー)氏が同社を離れ、Qualcommへ移籍することが明らかになった。O'Buckley氏のIntel在籍期間はわずか2年だった。
巨額投資を進めるも、顧客獲得や歩留まり改善などに課題
後任にはNaga Chandrasekaran(ナガ・チャンドラセカラン)氏が就任する。同氏はこれまでフロントエンドのプロセス技術開発と製造部門を統括しており、最高技術・執行責任者(CTOO)を兼務しながらIntel Foundryのトップも担う。
Intel Foundryは、他社が設計した半導体チップをインテルの製造設備で受託生産する事業部門だ。TSMCやSamsung Electronics(サムスン電子)が独占してきたファウンドリー市場に対抗する目的で、元Intel CEOのPat Gelsinger(パット・ゲルシンガー)氏が敷いた戦略の中核を担う存在だ。
米国内に先端半導体の製造拠点を確保したい米政府の後押しもあり、インテルは巨額投資を進めてきたが、顧客獲得や歩留まり改善など課題も指摘されている。
インテルの広報担当者は「O'Buckley氏のFoundry Servicesへの貢献に感謝するとともに、今後の活躍を願っている。Intel Foundryはインテルにとって最重要戦略の1つであり、Chandrasekaran氏のリーダーシップのもと、規律ある実行と顧客への貢献に注力していく」とコメントしている。
Chandrasekaran氏はIntel Foundryトップとして、先端プロセス技術の開発と世界規模の製造ネットワークの日常的な運営の両方を一手に担う。前任のO'Buckley氏、その前任者であるStuart Pann氏は日常的な執行と拡大に責任を持っていたが、先端プロセス技術の開発は担当外だった。
今回の体制変更により、Intel Foundryは統合されたリーダーシップのもとで運営されることになる。2月26日付のTom's Hardwareが報じている。
