USB PD搭載機器の開発を容易化するハイブリッドモード搭載シンクコントローラ
STMicroelectronics(STマイクロエレクトロニクス)は、特許取得済みの新しいハイブリッドモードを採用したUSB PD(Power Delivery)シンクコントローラ「STUSB4531」を発表した。
同製品は、認証取得済みハードウェアのUSB PDスタックを搭載しており、このスタックとPDチャージャとネゴシエーションを行い、可変電圧源(AVS)や、デバイスの再起動を迅速化するデッドバッテリ大電力充電を含む、最適な電力プロファイルを実現する独自のアルゴリズム「AUTORUN」により、基本的な電力ネゴシエーション・監視・管理をソフトウェアを使わずに行うことが可能という特徴があり、これによりポータブルオーディオ機器やウェアラブル機器、セットトップボックス、Wi-Fiアクセスポイント、ヘルスケア機器、照明などに使用されるバッテリ充電回路やVBUS給電の電子機器の開発を簡略化することができるようになるとする。
また、新たなハイブリッドモードにより、外部のアプリケーションプロセッサが内部のPDスタックと連携し、USB PD通信のプロトコルを活用して動作することが可能なため、バッテリメッセージング、データ・ロール・スワップ(役割交換)、オルタネートモード、ベンダー定義メッセージ(VDM)などの機能を実装できるという柔軟性に加え、ソフトウェア開発の簡略化と製品開発期間の短縮が可能になるともしている。
USB-C 2.4およびUSB PD 3.2、IEC 62680の認定を取得済み
なお、USB-C 2.4およびUSB PD 3.2規格、EU適合性に対応したIEC 62680の認定を取得済みで、すでに量産をQFN16パッケージ(3mm×3mm)およびCSP16チップスケールパッケージ(2.3mm×2.3mm)にて開始済み。単価は1000個購入時で約1.17ドルとしているほか、評価ボード「EVAL-SCS007V1」や最小限の機能を盛り込んだリファレンスボード「EVAL-SCS006V1」などの開発エコシステムも用意済みで、オープンソースのソフトウェアライブラリ「STSW-STUSB022」も近日中に提供される予定だという。
