Arm Flexible Accessをアップグレード、Cortex-M52などが追加

Armは、Arm IPを導入する際の初期費用を抑える契約モデル「Arm Flexible Access」のアップグレードを行ったことを発表した。

今回、新たに「Ethos-U85」および「Cortex-M52」が利用できるプロセッサとして追加されたほか、Cortex-M85、Ethos-U85、Arm Mali-C55および最適化したソフトウェアを統合したリファレンスデザインプラットフォーム「Corstone-320」も追加された。

  • 「Arm Flexible Access」

    「Arm Flexible Access」で提供できるArm IPなどの製品一覧(2026年2月1日版) (出所:Arm)

スタートアップ向けプログラムの適用範囲を拡大

また、スタートアップ企業向けに初期費用を0に抑えた「Arm Flexible Access for Startups」の提供範囲の拡大も行ったという。具体的には、従来は2000万ドルであった調達資金の基準額を5000万ドルへ引き上げたほか、同じく従来100万ドルであった年間売上高基準を500万ドルへと引き上げた。これにより、より多くのスタートアップが無償で同プログラムに参加できるようになり、自社のペースで確実に規模を拡大しつつ、差別化されたシリコン(半導体チップ)の開発に専念できるようになると同社では説明している。

スタートアップ以外の企業の加入プログラムも変更

このほか、スタートアップ以外の企業がプログラムへ参加するための加入プロセスをシンプルにしたとのことで、8万5000ドルのAccess Fee(年会費)の支払いで検証から生産までのすべてのプロセスを利用できるようにしたとするほか、この支払いモデルではテープアウトの準備が整うまで支払いを延期できるとのことで、企業ごとの目標に応じた対応ができるとしている。

なお、現在、同プログラムには100社以上の企業が参加し、400種類を超す半導体チップが製品化された実績があるとのことで、日本だけを見ても44社が参加し、50種類以上のチップが製品化されているという。