Intelが1月22日(米国時間)、2025年度第4四半期および通期の業績を発表した。それによると、第4四半期の売上高は前年同期比4%減の137億ドルで、この値には2025年第3四半期よりAlteraが連結対象外となった影響は反映されていないとしている。

また、純損失は前年同期の1億2600万ドルから5億9100万ドルの赤字へと赤字幅が拡大した。ファウンドリ事業が売上高を前年同期比4%増としたものの、期待されたAI PCの販売が世界的なメモリ不足の影響に伴う生産の滞りに伴い、PC向け半導体の販売が減収となった影響が大きく、赤字幅の拡大を招いた模様である。

  • Intelの2025年第4四半期決算概要

    Intelの2025年第4四半期決算概要 (出所:Intel、以下すべて同様)

この結果、通期売上高は前年比ほぼ横ばいの529億ドルとなったとしている。このほか、同社は2025年9月に出資受け入れで合意していたNVIDIAによる50億ドルの出資が完了したことも明らかにしている。

  • Intelの2025年通期の決算概要

    Intelの2025年通期の決算概要

ファウンドリ事業は増収達成も赤字幅が拡大

同四半期の事業部門業績を見ると、クライアント・コンピューティング・グループ(CCG)の売上高が前年同期比7%減の82億ドルとマイナス成長を記録したほか、データセンター&AI(DCAI)は同9%増の47億ドルと伸ばしたが、ファウンドリが同4%増の45億ドルと増収となったものの、営業損益が25億ドルの損失を計上し、赤字幅を広げる結果となった。

また、通期の事業部門別業績は、CCGの売上高が前年比3.2%減の322億ドル、DCAIが同5%増の169億ドル、ファウンドリが同3%増の1708億ドルとしている。

同社のLip-bu TabタンCEOは、決算会見にてAIチップの需要は堅調ながら、半導体の供給が間に合っていない状況で、製造上の問題解決に注力しているとことを強調した。「歩留まりと生産体制は自らの基準に達していない。改善が必要だ」とも語り、自社の取り組みの優先事項として、実行力を強化し、エンジニアリングの卓越性を再活性化し、AIが事業全体にもたらす膨大な機会を最大限に活用することであるとした。

  • Intelの2025年第4四半期および2025年通期の事業部門別売上高
  • Intelの2025年第4四半期および2025年通期の事業部門別売上高
  • Intelの2025年第4四半期および2025年通期の事業部門別売上高
  • Intelの2025年第4四半期および2025年通期の事業部門別売上高

なお、同社は2026年第1四半期の売上高見込みを117億ドル~127億ドルとしているが、市場からは同社が描く復活シナリオに暗雲が漂っていると見る向きもある。