宇宙航空研究開発機構(JAXA)、三菱重工、内閣府は、H3ロケット9号機による準天頂衛星システム「みちびき7号機」の打上げを延期すると発表。当初は2月1日に打上げ予定だったが、前年末のH3ロケット8号機打上げ失敗の原因究明や、後続号機への影響評価を行う必要があるとして延期を決めた。
JAXAと三菱重工では「総力を挙げてH3ロケット8号機打上げ失敗に関する原因究明活動を進めるとともに、打上げ計画が整い次第、改めてアナウンスする」としている。
みちびきは、日本とアジア・オセアニア地域に特化した、日本政府が保有・運用する衛星測位システム(Regional NSS)で、測位・時刻(PNT)と災害・危機管理メッセージのサービスを提供している。
衛星の数を7機体制へと増強する計画が進行中だが、要となる「みちびき5号機」を載せたH3ロケット8号機は2025年12月22日に種子島宇宙センターから離昇したものの、飛行中のトラブルで打上げに失敗。みちびき5号機は、8号機の第2段機体とともに大気圏に突入して喪失したと見られている。
H3ロケット8号機の打上げ失敗に関する詳細は、文部科学省の宇宙開発利用部会/調査・安全小委員会をオンライン取材した、大塚実氏によるレポート記事を参照のこと。
