AI半導体需要を追い風に急成長を遂げるBroadcom
Broadcomが2025年度第4四半期(8〜10月)および2025年度通期決算を発表した。
それによると。同四半期の売上高は前年同期比28%増の180億1500万ドル、GAAP純利益は同97%増の85億1800万ドルとなったという。また、半導体事業の売上高は同35%増となり総売上の61%を占めたという。
また、その結果、2025年度通期の売上高は、前年度比24%増の638億8700万ドル、純利益は同3.9倍の231億2600慢ドルとなり、総売上高のうち、58%を半導体事業が占め、残りの42%をインフラ・ソフトウェア事業が占めた。
2026年にAI半導体の売上高は倍増と予測
BroadcomのHock Tan社長兼CEOは、「第4四半期は、主にAI半導体の売上高が前年同期比74%増と牽引した結果である。2026年度第1四半期(2025年11月〜2026年1月)も勢いは継続し、AI半導体の売上高は前年同期比で倍増すると予想している。82億ドル規模のカスタムAIアクセラレータとイーサネットAIスイッチが牽引し、同四半期の総売上高は191億ドルに達すると予測している」と述べており、この値は市場予測よりも高い値となっている。
また、AI半導体の受注状況については、「受注残が730億ドルに達しており、今後6四半期にわたって出荷される。今後6四半期内の出荷に向けて受注がさらに増えると予想している。製品によるが、リードタイムはおおむね6カ月から1年である」と述べ、今後ともAI半導体の需要が継続的に増えることを示唆した。
Broadcomに対する市場の期待は過大か?
Broadcom自身がまとめた過去20年の売上高の推移を見ると、多数の企業の買収を通して10年ほど前から成長のペースを上げ始め、ここ2年間は、AI半導体需要の高まりを背景に売上高が急騰している。
同社は、大規模データセンター構築に伴うカスタムAI半導体需要の高まりを追い風に、NVIDIA一強とされるAI半導体市場で存在感を強めている。NVIDIAの対抗馬としての証券市場からの期待感は大きく、このような好業績にも拘わらず同社の株価は決算発表後に値下がりした。



