RAマイコンにWi-Fi 6/BLE対応シリーズを追加
ルネサス エレクトロニクスは12月10日、同社の32ビットマイコン「RAファミリ」に、Wi-Fi 6およびBluetooth LE(BLE)に対応する「RA6シリーズ」を追加したことを発表した。
IoTでの活用を狙った低消費電力化技術を搭載
RA6シリーズは、スマート家電やIoT向け向けに開発されたもので、最大160MHz動作のArm Cortex-M33コアのほか、704KBのSRAM、各種通信インタフェースやアナログ周辺制御機能を搭載することで、コスト効率に優れたスタンドアロンのIoTアプリケーションの開発を可能とするもの。2.4GHz/5GHzデュアルバンド対応品「RA6W1」と、そこにBLEの通信にも対応させた「RA6W2」が用意されており、いずれもスリープモード時の消費電力は200nA~4μAとするほか、Target Wake Time(TWT)などの機能で必要な時だけ通信することにより、クラウド接続を維持しつつ、電力効率を損なわずにスリープ時間を延ばすことが可能だとする。
さらに、AES256暗号化やセキュアブート、暗号鍵の格納、真性乱数発生器(TRNG)、オンザフライ復号対応のExecute-in-Place(XiP)機能など、先進的なセキュリティ機能も搭載しており、不正アクセスからデータを保護することが可能なほか、RA6W1は欧州無線機器指令(RED)にも準拠しており、将来を見据えた製品設計を可能にするとしている。加えて、Matter 1.4の認証も取得済みで、さまざまなスマートホームプラットフォームとの互換性を確保することも可能だという。
なお、モジュールとして、RA6W1搭載の「RRQ61001」とRA6W2搭載の「RRQ61051」の2種類を用意。各モジュールともに内蔵アンテナに加え、グローバルなネットワーク規格に準拠した無線プロトコルスタックを統合しており、対応する無線通信の認証規格としては米国(FCC)、カナダ(IC)、ブラジル(ANATEL)、欧州(CE/RED)、英国(UKC)、日本(Telec)、韓国(KCC)、中国(SRRC)、台湾(NCC)が含まれるとしている。すでにRA6W1およびモジュールであるRRQ61001とRRQ61051は同日より発売を開始、RA6W2については2026年第1四半期の発売を予定しているという。

