Neowinは11月1日(米国時間)、「Windows 11's redesigned Start menu has some very strange bugs - Neowin」において、Windows 11のスタートメニューから複数の奇妙な不具合を発見したと報じた。
これは10月28日にリリースされたWindows 11向け10月のプレビュー更新プログラム「KB5067036」に含まれる不具合とされる。Microsoftはこの更新プログラムで「再設計されたスタートメニュー」を導入したが、このスタートメニューに迷惑な不具合が存在するという。
新規インストールしたアプリが表示されない
Neowinは報告の中で2つの不具合を指摘している。1つはアプリのインストール直後にショートカットフォルダーが表示されない不具合とされる。スタートメニューにアプリへのショートカットリンクを収めたフォルダーを作成する場合に影響し、「すべて」の一覧にこのフォルダーが表示されないという。
不具合はシステムを再起動することで改善されることから致命的とまでは言えない。しかしながら、不具合を知らないユーザーにインストールの失敗を印象付ける可能性があり、再インストールを繰り返させる懸念がある。
スタートメニューが自動的にスクロールする
2点目はスタートメニューが自動的にスクロールし、希望のアプリを起動できない不具合とされる。システム起動直後にスタートメニューを開いてアプリを左クリックまたは右クリックすると、メニューが一番上まで勝手にスクロールしてアプリを起動できないという。
この不具合は1度だけ発生し、アプリを再度クリックすることで正常に起動することができる。そのためこの不具合も致命的とまでは言えないが、ユーザーに不要なストレスを与えることなる。
KB5067036に導入された「再設計されたスタートメニュー」は段階的な展開の対象となっており、更新プログラムをインストールしても影響を受けるとは限らない。しかしながら、これら影響を確実に回避したいユーザーは、プレビュー更新プログラムのインストールを見送ることが推奨される。
