デュアルモードBluetoothに対応したSoCをAmbiqが発売

IoTの普及によりエッジでのセンサや、エッジAIの活用が進むようになってきた現在。そうしたエッジの消費電力を抑制し、バッテリーの長寿命化と安定した通信の維持が求められるようになっている。そうした課題に対応するべくAmbiq Microが、デュアルモードBluetooth(BLE 5.4およびBluetooth Classic)を特徴とする低消費電力SoC「Apollo510 Liteシリーズ」を発表した。

  • 「Apollo510 Liteシリーズ」

    「Apollo510 Liteシリーズ」の活用イメージ (出所:Ambiq)

独自の技術で低消費電力ながら高性能を実現

同シリーズは、同社独自のサブスレッショルド電力最適化技術(SPOT)プラットフォームを基盤として開発されたもの。SPOTベースでCPUとメモリを高い周波数で動作させることが可能な高周波数(HP)動作モードを実現する「turboSPOT」と、ArmのHeliumテクノロジーを搭載したArm Cortex-M55(最大250MHz動作)の活用により、効率的なAI処理を低消費電力で実現できるとするほか、コプロセッサにCortex-M4F(48MHz/96MHz動作)を搭載し、ワイヤレスおよびセンサフュージョンのタスクを最適化。また、高速実行のための専用命令/データキャッシュを備えた2MB RAMおよび2MBの不揮発性メモリを搭載することで、同等のCortex-M4またはCortex-M33ソリューション比で16倍以上の高速性能と最大30倍のAIエネルギー効率を実現すると同社では説明している。

さらに、送信電力+14dBmのBluetooth Low Energy(BLE) 5.4による安定した信号性能に加え、Bluetooth Classicも利用可能なデュアルモードBluetooth(Classic+LE)への対応により、さまざまな接続ニーズに柔軟に対応することを可能としたとする。

  • 「Apollo510 Liteシリーズ」のブロック図

    「Apollo510 Liteシリーズ」のブロック図 (出所:Ambiq)

なお、同シリーズは、BLE非搭載の「Apollo510 Lite」、BLE対応の「Apollo510B Lite」、デュアルモードBluetooth対応の「Apollo510D Lite」の3製品が用意。いずれもすでにサンプル出荷を開始しており、2026年第1四半期からの量産開始を予定しているという。