NTTドコモビジネス(旧 NTTコミュニケーションズ)は10月7日、パートナー企業との連携強化による共創および相互のビジネス拡大を目的に、ドコモビジネスパートナープログラムの支援内容を強化するとともに会員向けポータルを開設することを発表した。
これにより、提案段階から導入後の運用まで、ビジネスサイクル全体を通じた包括的な支援が可能となり、共創ビジネスを加速するという。プログラムを通じて、パートナー企業のビジネス戦略に寄り添った販売支援や、共創のためのコンテンツおよびサポートを提供する。さらには、既存のパートナー企業との取り組み深化と新たなパートナー企業の参画拡大を図る。2026年3月までに100社以上の加入を目指す。
取り組みの背景
少子高齢化などにより労働人口の減少や人手不足が加速する中、企業では生成AIなどの最新技術を使ったDX(デジタルトランスフォーメーション)への関心が高まっている。NTTドコモビジネスはこれまでもパートナー企業と連携しながら顧客の課題解決を支援してきた。また、今後の本格的なAI時代に向けて、その活用を支えるネットワークやソリューションの提供にも注力している。
こうした状況の中、パートナー企業との連携をさらに強化し、産業・地域のDXを加速するため、プログラムの支援内容を強化する。
プログラムの概要
このプログラムでは、パートナー企業に対して支援メニューやコンテンツなどを提供している。今回の支援内容の強化により、NTTドコモビジネスとパートナー企業のソリューションの価値強化やビジネスモデルの拡大につなげ、さらなる販売機会の創出が期待できるという。
また、パートナー企業向けのポータルサイト「ドコモビジネスパートナープログラム」を開設して情報発信を行うことで、パートナー企業とNTTドコモビジネスの強みを掛け合わせた価値強化やビジネスモデル創出、成長領域の販売機会の創出を図る。
主な支援内容
①ビジネスモデル創出・共同Go To Marketに向けた検討
ターゲット顧客への提案モデルの共同検討
電気通信事業者登録サポート・支援、請求代行(リビリング)支援 など
②サービス知識・理解の推進
サービス販売スキルアップに向けた勉強会・研修の開催
検証環境のご提供
各種認証取得支援 など
③ 競争力のある提案・販売機会の創出
販売事例・ユースケースなど、パートナー向け提案支援コンテンツ提供
Web・イベントなどにおける共創事例・共創サービスの情報発信 など
④販売・案件受注・開通サポート
ビジネス創出における技術的な相談支援
申込書作成支援などのサービスオーダー(SO)支援 など
⑤ポストセールス・アフターフォロー
ポストセールスサポート支援 など
対象サービス
docomo business RINKなどネットワークソリューションサービス
Arcstar IP Voiceなど ボイス・コミュニケーションサービス
docomo business SIGNなどIoTソリューションサービス