KyoHAに新たに5者が参画

日本のヒューマノイド(ヒト型)ロボット産業の再興を目指す一般社団法人「KyoHA(京都ヒューマノイドアソシエーション)」は10月2日、取り組みの進捗状況として初期プロトタイプを製作する計画を明らかにした。

また、設立にかかわった早稲田大学、テムザック、村田製作所、SREホールディングスに加え、新たに沖縄科学技術大学院大学(OIST)、マブチモーター、カヤバ、NOK、ヒーハイストが参画したことも併せて発表されたほか、多数の企業・団体との連携に向けた対話が進行中であることも明らかにされた。

  • 参画企業・機関それぞれの役割

    参画企業・機関それぞれの役割 (出所:テクザック)

2026年3月末までに初期プロトタイプの製作を計画

製作されるプロトタイプは、汎用部品を活用し、ヒューマノイドモデルの基礎構築と技術課題の把握を目的とした初期型をファーストステップとしており、2025年末までに製作するロボットのスペックを確定、2026年3月までに初期プロトタイプを製作する予定としているほか、2026年末までに災害現場や建築・土木など、過酷環境下での活動を想定した高出力型のパワー重視モデルと、国内研究者が使える成人サイズで俊敏性や機能的な動作を行う俊敏性/機能性重視モデルという2種類の2ndプロトタイプを製作する予定としており、将来的にはロボカップへの提供も行いたいとしている。

  • 初期プロトタイプおよび2ndプロトタイプの概要

    初期プロトタイプおよび2ndプロトタイプの概要 (出所:テクザック)

なお、KyoHAでは、今後も産業界・学術界を横断する“ヒューマノイドのための日本連合”として広く参画を募っていくとしている。