コニカミノルタとコニカミノルタプラネタリウムは、高い没入感と臨場感を追求した独自のLEDシステム「DYNAVISION-LED」のビジネス領域への本格参入を8月20日に発表。同社のフレキシブルLEDカーブビジョンを、展示やエンタメなどの用途にも拡げる。

  • 大阪関西万博のJAXA展示に採用されている、コニカミノルタ独自のフレキシブルLEDカーブビジョン

DYNAVISION-LED(ダイナビジョン エルイーディー)は、日本初のLEDドームシステムによるドームシアター、そして世界初のLEDドームプラネタリウムとして、自社運営する「プラネタリウム満天NAGOYA」と「プラネタリアYOKOHAMA」に導入済み。

今後は、企業のショールーム、ミュージアムなどの展示や、商業施設の多目的空間のビジョン、交通・防災系コントロール室のビジョン、フライト/ゲームシミュレーターなどといったビジネス領域へ参入していく。

なお、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)のJAXA常設展示内にある映像体験エリアには、同社のフレキシブルLEDカーブビジョンが先行的に採用されており、月面での没入体験を来場者に提供しているという。

DYNAVISION-LEDではモジュール化したLEDパネルを使っており、形状やサイズ、素子ピッチをフルカスタム設計できるLEDビジョンとして訴求。平面や曲面、波形、球形(球体)といったさまざまなLEDシステム(映像表示装置)を構築できるのが特徴で、曲面や球面の設計・施工、映像表示技術に関しては、同社が約70年間培ったプラネタリウム技術が活かされているという。

「従来のプロジェクターによる投映方式では表現が難しかった、抜けるような青い空や海、真っ赤な夕焼け、キラキラと輝く星空などの実写映像や、高精細なCG映像なども美しく再現できる」としており、映像に奥行きを感じられることで没入感が増すことも特徴としている。

DYNAVISION-LEDは2019年から実証実験を開始し、2021年に1号機をプラネタリウム満天NAGOYAに、2022年に2号機をプラネタリアYOKOHAMAに導入。2024年度は、2館あわせて年間37万人の来場者が同システムを体感したという。2023年には、インド初のLEDドームプラネタリウムにもDYNAVISION-LEDが採用されており、現在建設が進められている。

大阪・関西万博のJAXA常設展示で採用されたのは、国内初採用となる、0.9mmの素子ピッチで高精細な大型フレキシブルLEDカーブビジョン。縦3m×横10mの画面では、人類が月に進出した歴史や、再び月をめざし、月面探査におけるさまざまなプロジェクトとその意義を伝えるというテーマのコンテンツを上映中。このコンテンツは、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還を全編CGで描いた『HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-』などで知られる、ライブの上坂浩光監督がプロデュースしている。