第3世代3D磁気ホール効果センサファミリを発売

Infineon Technologies(インフィニオン テクノロジーズ)は、3D磁気ホール効果センサファミリ「XENSIV」の第3世代品「TLE493D-W3B6-Bx/TLE493D-P3B6/TLE493D-P3I8」を発売した。

  • 「XENSIV」

    「XENSIV」の1つ「TLE493D-P3I8」の外観 (提供:Infineon)

車載用途にも対応可能

3製品ともに直交する3次元で磁場を測定し、ライフタイムにおける偏差が低い(X/Y<1.7%、X-Y/Z=6.75%)という特徴を有するI2CまたはSPIバススレーブとして動作する3D磁気センサ。3D磁気測定原理とシステムへの適応性により、必要なコンポーネントの数を削減することができるほか、ウェイクアップモードによってシステム全体の消費電力を低下することもできるとする。

また、ASIL-Bまでの機能安全アプリケーションに対応する診断機能を統合しているほか、3.3Vと5Vの電源電圧に対応し、3D磁場測定範囲は±50mT、±100mT、±160mTとなっており、インフォテインメントシステム、ナビゲーションシステム、多機能ステアリングホイールの制御などの車載用途にも適用可能だとしている。

なお、3製品ともにすでに量産出荷を開始しているという。