ntel(インテル)が自動車事業を閉鎖する模様だ。従業員向けのメッセージから明らかになったようだ。同社は4月にCEOに就任したLip-Bu Tan氏の下で、大規模な再編を進めている。

インテル製チップを使用する車両は5000万台

インテルは6月24日に従業員向けのメッセージを出し「Intelアーキテクチャ オートモーティブ事業を閉鎖する計画だ」と告げたという。これに伴い、同事業部に従事する従業員の大部分をレイオフする見込み。なお、既存顧客のサポートなどは継続するという。

6月24日付の米紙The Oregonian/OregonLiveが従業員向けメッセージを入手したとして報じている。

The Oregonionの問い合わせに対し、Intelは「当社は製品提供を強化し、顧客のニーズに応えるため、中核となるクライアントおよびデータセンター事業に再集中している。この取り組みの一環として、クライアントコンピューティンググループ内の自動車事業を終了することを決定した」と回答している。

インテル製チップを使用する車両は5000万台あり、自動運転技術のMobileyeの株式を保有するが、今回の閉鎖がMobileyeの事業に直接影響を与える可能性は低いと同紙は記している。