GlobalWafersの米国工場が稼働
半導体ウェハ大手の台GlobalWafersは5月15日(米国時間)、米テキサス州シャーマンで建設を進めてきた300mmウェハ製造施設「GlobalWafers America(GWA)」の稼働を祝う式典を開催した。
同工場は2022年に建設を決定、35億ドルを投じて建設が進められてきた。この投資には米国のバイゼン前政権が推進してきた「CHIPS and Science Act(CHIPS法)」に基づき4億600万ドルが支給されており、米国で20年以上ぶりに建設された先端シリコンウェハ製造施設になるという。
また、これまでに1200人の建設関連雇用と180人の従業員の雇用が創出され、2028年末までに最大650人のエンジニアなどが雇用される予定だという。
米国への投資を75億ドルに拡大
このほか、同式典において同社のDoris Hsu会長が現在の米国への投資にさらに40億ドルを追加し、最大75億ドルを投資する意向を発表。米国市場でのウェハ需要の拡大と、米国政府の関税政策を背景に決定したと同社では説明しており、GWAにフェーズ3とフェーズ4の建設計画を追加することとなる。