JFET入力タイプのオーディオ用オペアンプを発売
日清紡マイクロデバイスは5月13日、オーディオ機器向け2回路入りJFET入力高音質オーディオ用オペアンプ 「NL8902」を発表した。
同製品は、オーディオ機器でより高音質で音楽を楽しみたいという需要の高まりに応えることを目的に開発されたオペアンプ。
入力部に、音質面で高い評価を受けているJFET入力タイプを採用するほか、同社のオリジナルブランド「MUSES」で培った高音質化技術および優れたオーディオ特性を取り入れることで、微細な音のニュアンスまで忠実に再現することを可能としたとする。
高EMI耐性で外部ノイズの影響を軽減
また、高EMI耐性を備えることで、外部ノイズの影響を受けにくくしたことで、クリアで安定した音質を実現することを可能としたとするほか、同相入力電圧範囲を超える電圧が入力された場合でも位相反転が発生しない設計を採用することで、突発的な入力変動があっても安定した出力を維持することが可能ともする。
さらに、小型かつ高放熱性能に優れたDFNパッケージを採用したほか、ユニティゲイン安定性も兼ね備えているため、幅広い回路設計に対応することが可能だという。 同社では、PCオーディオ、デスクトップオーディオ、ポータブルオーディオプレイヤー、ポータブルヘッドホンアンプ、カーオーディオ、業務用オーディオなどをターゲットとしており、1000個購入時のサンプル価格はEMP-8-ANパッケージの「NL8902AN」が250円、DFN4035-8-GRパッケージの「NL8902GR」が280円としている。それぞれ月産規模は100万個を予定しているとする。