ESETは5月6日(現地時間)、「Toll road text scams are in overdrive: Here’s what to look out for」において、有料道路の未払い料金を要求する詐欺が急増しているとして注意を喚起した。
Guardioが公開した2025年第1四半期ブランドフィッシングレポートによると、今年1月以降テキストメッセージを使用した有料道路詐欺が604%も急増し、3月初週だけでも98%の増加を観測したという(参考:「Steam Tops Q1 2025 Most Imitated Brands List」)。
この増加を受け米国連邦取引委員会(FTC: Federal Trade Commission)は米国民に注意情報を出しており、ESETはこの詐欺手法を理解した上で警戒するように呼びかけている。
有料道路詐欺とは
ESETによると急増中の有料道路詐欺は、ショートメッセージサービス(SMS: Short Message Service)を利用したフィッシング詐欺、つまり「スミッシング」による詐欺の一種。その目的はさまざまで、個人情報の窃取、金融情報の窃取、マルウェアの配布などがある。