Texas Instruments(TI)は、消費電力の抑制が課題となっているデータセンターのニーズに対応できる新たなパワーマネジメントチップとして、電力パス保護機能を備えた48V統合ホットスワップeFuse「TPS1685」ならびに、業界標準のTOLLパッケージに対応した新しい統合GaNパワーステージ「LMG3650R035/LMG3650R025/LMG3650R070」を発表した。

6kW超の電力に対応可能なeFuse

TPS1685の特長について、同社のパワースイッチ事業部で製品マーケティングマネージャーを務めるプリヤンク・カッカー(Priyank Kacker)氏は「従来型のディスクリートのホットスワップコントローラと外付けFETの組み合わせでは最大4kWの電力だが、同製品を複数個活用することで6kW超の電力処理にも対応することができるようになる」と説明。また、ホットスワップコントローラとFETが統合されているため設計を簡素化できるほか、電流監視のためのセンス抵抗と電流センスアンプも内蔵しながら、30mm2のLQFNパッケージを採用しているため、従来の4個のディスクリートFETとホットスワップコントローラで必要なフットプリント380mm2を大きく削減できる、部品コスト(BOM)も低減できるようになるともする。

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