BlackBerryは、同社の事業部門であるQNXが、ロボットシステムをはじめとする組み込みデバイスのパフォーマンス強化を目的に、AMDとの協業を拡大し、より幅広い種類のAMDアダプティブコンピューティングデバイスをサポートすることを発表した。

元々QNXとAMDは2024年4月に、ロボティクス産業の基盤的な精度と制御の進化に向けた協業を発表しており、今回の協業拡大はこうしたこれまでの取り組みを踏まえてのもの。今回のサポート強化により、ポートフォリオには新たに、AMD Kria SOMおよびAMD Zynq UltraScale+向けQNX Software Development Platform(SDP、ソフトウェア開発プラットフォーム)8.0と、開発者がQNX Operating SystemおよびQNX Hypervisor上で高性能アプリケーションを実行できるようにするVersalアダプティブSoCプラットフォームが含まれることとなる。

QNXでは、このサポートの強化は、産業、医療、自動車、ロボット分野のワークロードに対する堅牢なソリューションの提供というQNXのコミットメントを明確に示すものであり、QNXのリアルタイムOS(RTOS)機能を活用することで、組み込みソフトウェアに不可欠である厳格なタイミング制約内でのシステム動作を実現するものとなると説明している。

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